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- 英単語がなかなか覚えられない・・・
- せっかく覚えてもすぐに忘れちゃう・・・
- なんで英単語ってこんなにいっぱい覚えなきゃいけないの・・・
そんな疑問にお答えしていきます。
✔今回の記事内容
- 効果的な英単語暗記の方法を解説
- 英単語暗記の具体的なステップ
- 「どうしても覚えられない」という単語を暗記するコツ
英単語の必要性は十分に理解していても、思ったように英単語を覚えられず苦労している人はたくさんいます。
僕自身も英単語の暗記では一度挫折を経験していますが、方法を変えたところ、驚くほどサクサク覚えられるようになりました。
おかげで、働きながらの独学でもTOEIC925点を取ることができましたよ。
その経験をもとに今回は、僕が実践して本当に効果の高かった英単語暗記術を紹介していきます。
今まで何度も英単語暗記に苦労してきた方はぜひ参考にしていただければと思います。
効率的な英単語暗記の方法を知ろう
英単語暗記が嫌われる理由
英単語暗記が嫌われる理由はズバリ
- 勉強が地味(知らない単語を何度も反復する)
- 覚えている実感がしない
- 覚えたつもりだったのに、いざって時に思い出せなくてテンション下がる
とういのが代表的です。
なぜこのようになってしまうかと言うと、無味乾燥に並べられた英単語を呪文のように聞き流しているからです。
このようなネガティブな感情のまま中途半端に英単語暗記に手を出すと、急激にモチベーションが下がり挫折します。
結局、いつまで経っても「単語が覚えられない」状態が続いてしまうというわけですね。
正解は文脈主義
効率的に、しかも確実に英単語を暗記するには、文脈主義で覚える方法がベストです。
単語単体でなく、英文全体を理解することを目的とし、文を構成するために必要となる英単語を必要に応じて覚える。
上記の通り、文脈主義の考え方では、英単語を材料と考えます。
知らない単語を覚えることで、英文が理解できるというゴールも同時に達成されます。
このように意味のある達成感を繰り返すことで英単語が自然と頭に入り、身に付くというのが文脈主義の考えです。
ちなみに一般的な英単語記憶では、単語を覚えることが目的で、その先に達成感は待っていません。
だからこそ、多くの人は途中で心が折れて挫折します。
英単語暗記のステップ
さて、文脈主義で英単語を覚えることが暗記力を向上させることが分かりましたので、さっそく具体的な方法を解説していきます。
英単語暗記のステップは以下の通りです。
✔英単語暗記のステップ
- 題材を用意する
- 予習なしで英文を一度読んでみる
- 知らない単語を全てピックアップ
- 意味を調べ、ノートに書き写す
- もう一度、英文を読んでみる
- 単語カードに記入(またはアプリでも可)
- 単語カードを反復する
また、用意するものは以下の通りです。
✔用意するもの
- 題材
- ノート・筆記用具
- 単語カード(フラッシュカードアプリでも可)
※用意するものは各ステップで詳細を説明します
それではステップに沿って見ていきましょう。
1.題材を用意する
まずは英単語をピックアップするための元となる英文を用意しましょう。
題材はなんでもOKです。
✔題材の例
- 英字ニュース
- 英語読みもの(日本人向けに書かれたもの)
- TOEIC問題
- 英検問題
好きなモノを選び、さらにその中から一つの英文(記事や問題)をピックアップしてください。
イメージとして、知っている単語が5割くらい含まれているモノを選ぶのがポイントです。(全単語を調べるのはさすがにシンドイです)
ちなみにおすすめは、TOEIC問題集です。
TOEIC問題集を題材にすることで
- 覚えるべき単語・熟語が解説ページにまとめられている
- そのままスコアアップにつなげられる
- 日常生活、ビジネスシーンで頻繁に使われる単語や表現の宝庫
のメリットがあります。
もしTOEIC問題集でもシンドイという場合は、TOEICBridgeでチャレンジしてみましょう。レベルが上がればスムーズにTOEIC対策に移行できます。
2.予習なしで英文を一度読んでみる
先ほどのステップで選んだ英文を、一度読んでみましょう。
「意外と概要がわかった」「部分的にはわかるけど・・・」「全然話の筋が見えない」など、色々と感想が出てくると思います。
ここで一度「英文が理解できない」という経験をしておくと、後で英文が理解できたときに大変な感動を味わえます。(大げさですが、結構マジです)
今の実力を把握するつもりで、一度英文に目を通しておいてください。
3.知らない単語を全てピックアップ
それでは、英単語を覚える作業をしていきましょう!
英文の中で分からない単語は片っ端からピックアップしていってください。
ピックアップした英単語はこのように、左寄りでノートに書き写していきましょう。
4.意味を調べ、ノートに書き写す
英単語のピックアップが終わったら、今度は意味を調べていきます。
問題集を使っている場合は解説ページに重要単語・熟語がまとめられていますので、そちらを参考にしても大丈夫です。(その方が時短できます)
紙の辞書があれば使ってもらえれば結構です。
もし「辞書がない」とうい場合はアルクの「英辞郎 on the WEB」がおすすめです。(アプリもありますよ)
なお、英単語の意味を調べる時は、「一番文意に合っているもの」だけを選ぶよう注意が必要です。
例えば「Run」という英単語ですが、状況に応じて「走る」「経営する」「出馬する」など、驚くほどかけ離れた意味を持つ単語が存在します。
かと言って一度にすべての意味を覚えようとすると頭が混乱しますので、まずは一番近そうだと思える意味だけをピックアップするようにして下さい。
できればこのタイミングで発音も確認しておくとさらに効果的。単語を頭の中で唱える時に音の情報も役立ちます。
5.もう一度、英文を読んでみる
英単語の調べがついたら、確認の意味も込めて一度英文の方の読解をしましょう。
調べたばかりの英単語は記憶に残りやすいので、最初に比べたらかなり理解度が上がっているでしょう。
まだ腑に落ちない表現なども含まれることがあるとしても、英文全体をなんとなく捉えることはできるのではないでしょうか。
少し自信がつきますよね^^
6.単語カードに記入(またはアプリでも可)
ノートが完成したら、その内容を単語カード、または単語カードアプリに入力していきましょう。
こうすることで、いつでもどこでも単語の確認ができるようになります。
英単語の暗記には「何度も見て確認する」という作業が欠かせませんので、1分のスキマ時間があれば単語の確認ができるツールを作るのです。
「いちいちノートに書きださなくても、最初から単語カードかアプリに記入すれば?」と思うかもしれませんが、逆に効率が悪いのでおすすめしません。
単語カードやアプリへの記入は手間がかかりますので、一旦ノートに情報をキレイに整理しておいた方が作業がはかどります。
ちなみに、単語カードか単語カードアプリではどちらを選んでもOKです。
単語カード:愛着がわく
アプリ:持ち運びの利便性が秀逸
利便性の点でアプリをおすすめしますが、単語カードもやってみると結構面白いですよ!
7.単語カードを反復する
ここからは、英単語が頭に入るまで何度も反復をしていきます。
10秒で一つの単語を確認するスピードで「英単語⇒日本語」の順に繰り返していきます。
仮に10秒以内に意味が思い浮かばない単語があっても、構わず10秒でめくり続けます。
英単語暗記は、一つの単語の意味を苦労して思い出すより、一つの単語を確認する回数を増やすことが超重要です。
要するに、一つの単語を思い出すのに60秒かけて考えるより、わからなくても10秒の確認を6回に分けた方が記憶の定着は良くなります。
過去に一度だけ会って話をした人より、短時間でも毎日見かける人の方が顔を思い出しやすいですよね。そんな感じです。
ということで、英単語暗記は数とスピードが命。
通勤電車の中、車移動での信号待ち、休憩時間、トイレ、待ち合わせ、サボり、ありとあらゆる時間を切り取って単語の反復に費やしましょう。
また、「覚えた」と胸を張って言える単語はどんどん除外していきましょう。
そうすることで、暗記できていない英単語にさらに時間と回数を費やせます。
以上が僕が実践し、最も効果の高かった英単語暗記術です。最初は手間に感じるかもしれませんが、慣れれば平気ですし、単語を覚えるスピードに驚くはずです!
「どうしても覚えられない」という単語を暗記するコツ
上記「英単語暗記のステップ」を実践することでかなりの英単語を覚えることができます。
しかし、中には「何度反復しても、なぜか覚えられないんだよなぁ・・・」という単語があるのも事実です。
ここからは、そのような「どうしても覚えられない単語を」を頭の中に定着させるコツを紹介していきます。
フレーズを丸暗記する
フレーズを丸暗記すると、フレーズにつられて単語もセットで覚えられます。
フレーズで覚えるとストーリー性が感じられますので、単語やフレーズに対するイメージが沸きやすく、記憶しやすくなります。
それに対し英単語単体というのはとても無機質な「モノ」のような感覚がありますので、イメージを描くという点で不利です。
英文を自作する
覚えられない英単語を使って、自ら英文を作ることで英単語を覚えやすくなります。
自分で英文を作る(英作文)を作るとなると、とてもエネルギーがいりますし、頭もフル回転します。
そうして英文をひねり出すことで、覚えたい英単語に対する想いが強くなりますので、当然記憶にも残りやすいですよね。
「フレーズを丸暗記する」に比べると労力と時間はかかりますが、どうしても覚えられなかった単語がスッキリ頭の中に入るようになります。
ぜひ自身のレベルに合わせてチャレンジしてみてください。
【前提】必ず単語を絞り込むこと
上記「文章を丸暗記する」「英文を自作する」を実践するなら、必ず英単語は最低限の数に絞り込みましょう。
上記二つの方法は、一つの英単語に対して時間と手間がかかります。
なので、あまりに単語が多いとかえって効率を下げ、英単語暗記のスピードが遅くなります。
「英単語暗記のステップ」を何度も繰り返し、「単語カードだけでは絶対に覚えられない」というものだけを厳選するようにして下さいね。
英単語暗記におけるNG勉強法
単語帳を使って機械的に覚える
僕は過去に一度だけ、単語帳を使った単語暗記にチャレンジし、早々に挫折しました。
理由は、作業が単調過ぎて、英単語を頭に詰め込むのがただただ苦痛だったということ。
考えてみれば、意味的に何のつながりもない単語の連続を次々に頭に詰め込んだところで、単語の意味を連想できるハズがありません。
正直、英語を勉強している実感が持てなかったのが一番の原因だった気がします。
英単語暗記は「聞き流し」ではまったく効果がありませんでした
手を使わない
市販の単語帳、市販の単語アプリだけに頼るのも注意が必要です。
単語帳やアプリに並べられている単語を、単純作業として「見る・聞く」だけでは記憶に残りにくいからです。
僕の経験上、一度でいいから「書く」作業をしておくと記憶の定着が良くなります。
一度でいいから単語を書く作業をすると、他の単語とのスペルの共通点とか、発音のパターンなど、普通なら気にもしないような事に気づいたりします。
書きだす作業は時間がかかるので、デメリットに感じますよね?でも、覚えられない単語を一生ひきずるよりは全然マシだと思います。
単語が持つ全ての意味を一度に覚えようとしている
英単語には、複数の意味を持つ単語が存在します。
<例>Run(動詞)
- 走る
- 出馬する
- 経営する
- more
このように、一つに単語に対して複数の意味がある場合、一度に全部覚えるのは不可能です。
不可能なことにチャレンジして失敗し「自分には記憶力がない・・・」と落ち込み、負のスパイラルに陥ります。
複数の意味を持っていたとしても、その時覚えるべき意味を覚えていれば大丈夫です。他の意味はスルーして構いません。
「英語学習を続けていれば必ずいつかその単語の違う意味に出会います。その時に改めて意味を覚えましょう。」
唯一おすすめの単語帳を紹介
基本的に市販の単語帳はあまり効果がないと思っていますが、唯一おすすめできる単語帳があります。
それが、「DUO3.0」です。
DUO3.0のメリットは以下の通りです。
- 重要単語1600語、重要熟語1000語を収録
- 560本の例文単語の重複なく作られており、一切のムダがない
- 700点レベルまで対応
- 単語はもちろん、英文法の理解にも役立つ
- 一部例文に悪ふざけ要素が含まれていて面白い
- 別売りの音声CDではナレーターの感情が爆発していて面白い
上記の通り、一般的な単語帳に比べユニークな特徴をたくさん持っており、確実なレベルアップが望めます。
僕の経験ですが、カナダ人との会話の中でもDUO3.0で紹介されていた単語・表現に何度も出会いました。
「DUOやりまくってて本当に良かった!」と感じる瞬間は何度もありましたね。
【まとめ】英単語の暗記は料理の下ごしらえのようなもの
今回は単語暗記の方法について解説しました。
繰り返しになりますが、単語暗記は文脈主義、要するに英文先行でその中の単語を覚えていくスタイルが一番記憶に定着します。
料理で例えるのであれば、一つの料理をマスターする過程で、その中で必要となる食材の下ごしらえを一つ一つ覚えていく感じですね。
逆に、「世の中の全ての食材の下ごしらえを覚えないと、料理はしない!」なんて人はいないはずです。
英単語の暗記も同じで、英文を理解するために「必要な量だけ」英単語を覚えれば良くて、その作業を繰り返すことで自然と英単語は記憶できます。
ぜひ今回の内容を実践していただき、たくさんの英単語に出会うことができればと願っています。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。