こんにちは、さとうです。
当ブログでは英語学習に役立つ情報をお届けしています。
- TOEIC600点レベルの単語って、結構難しいの?
- TOEIC600点に達するには、どれくらいの単語を覚えればいいの?
- なるべく早く単語を覚えられる効率的な方法はある?
今回はそんな、TOEIC600点レベルを目指す人の単語暗記について解説していきます。
- 30代ふつうのサラリーマン(工場勤務)
- TOEIC925点
- 英検2級
- 4年間のカナダ駐在生活経験
結論から言いますと、TOEIC600点を目指すには5000語の単語を暗記する必要があります。
さらに、覚えるべき単語も少しだけ難易度を上げることが求められます。
「難しい単語を5000語も覚えるなんて、できるかな・・・?」と心配になるかもしれませんが、僕自身、会社員として働きながらでもTOEICスコアを925点まで伸ばすことができました。
単語暗記についても、めちゃくちゃ覚えられる方法を発見・実践してきました。
今回は僕の経験も踏まえ、
- TOEIC600点達成に向け、5000語を覚える基礎知識
- TOEIC600点レベルを目指す人が覚えるべき単語
- 効率的かつ「忘れにくい」単語の覚え方
について超詳しく解説しています。
「少しでも多くの単語を覚えてTOEIC600点をクリアしたい!」と願う方は参考にしていただければと思います。
TOEIC600点を目指すには単語数5000語が必要!
TOEIC600点到達に必要な単語数は5000語
TOEIC600点を目指すには、一般的に5000語の単語を覚えている必要があるとされています。
以下、TOEICレベルごとの必要単語数を表したグラフになります。
上記を見ての通り、中学~高校としっかり英語の勉強に取り組んできた人でも、更に多くの単語を覚える必要がありますね。
なお、5000語程度の語彙力は英検2級合格レベルとも言われています。
この通り、5000語レベルの語彙力があれば高い英語力を備えている証明になるので、ぜひ達成したいですね。
現在のレベルによって新たに覚えるべき単語数は異なる
一口に「英単語5000語を覚える」と言っても、現在のレベルに応じて新たに覚えるべき単語数は変わってきます。
TOEIC400点⇒600点:2000語の増強
TOEIC500点⇒600点:1000語の増強
当たり前ですが、現在の英語レベル(TOEICレベル)が高ければ語彙力強化も簡単になります。
上記の通りTOEIC500点⇒600点なら1000語の増強で済みますが、例えば現在がTOEIC400点以下の場合、覚えるべき単語数は膨大な数になるでしょう。
その場合、単語だけをひたすら覚えるより、TOEICスコアを伸ばすことを優先し、並行して語彙力を高めた方が効率的です。
基礎単語の深い理解がない場合、TOEIC600点レベルの単語が難しすぎる可能性もあります。
なので、
- 現状のTOEICスコアは400点以下(300点台)
- 英単語は正直あまり自信がない
という方は、基礎を固める意味でも、まずはTOEIC500点レベルを目指すことをおすすめします。
覚えるべき単語は、何でもいいわけではない
5000語の英単語は、何でもいいからガムシャラに覚えればいいわけではありません。
TOEIC600点を確実に目指すため、TOEICに頻出する単語に絞って暗記するようにしましょう。
基本的には市販の単語帳で勉強したり、TOEIC対策教材を参考にボキャブラリー強化を図ればOKです。
英字新聞や洋画のセリフなどから単語を拾っても、TOEICで登場しない可能性が非常に高いので注意しましょう。
例えばTOEICでは、政治の話は一切触れられません。
また、詳しくは後ほど解説をしますが、TOEIC600点レベルを目指すには単語の機能(自動詞と他動詞など)についても知識が必要です。
なので、全体としてはTOEICに絞った単語をターゲットにしつつ、単語の意味に加えて機能に関する理解を深めていきましょう。
以上がTOEIC600点レベルを目指す単語数と、その他基本情報となります。
続いては「どんな単語を覚えればいいの?」という点について解説していきます。
TOEIC600点レベルの単語とは?【特徴を解説】
TOEIC600点といえば、英語レベルでは中級~上級に差しかかる程の、比較的高い位置づけとなります。
そのため、覚える単語も少しずつ難易度を上げていく必要があります。
なので、TOEIC600点レベルでは単語を覚える際は
- 抽象的な概念を表す単語を覚える
- 自動詞と他動詞の違いを理解する
- 接頭辞や接尾辞で判断する
といったことにも注意を向けると良いでしょう。
それでは一つ一つ解説していきます。
抽象的な概念を表す単語を少しずつ覚える
TOEIC600点を目指すには、意味がやや抽象的な単語も正確に覚えていくことが重要です。
言い換えると、「一つの単語でたくさんの意味を持つもの」とも言えますね。
例えば「address」という単語ですと、普通なら「住所(アドレス)」が思い浮かびますが、実は他にも以下のような意味を持っています。
- 意味
- (問題に)対処する
- (名前を)呼ぶ
- (~に)演説する
- 例文
- We need to address the machine issues now.(私たちは今すぐ機械の不具合に対処しなければならない)
- How may I address you?(どのようにお呼びすればいいですか?)
- Our company’s president addressed all employees.(私たちの会社の社長が全社員に向けて演説をした)
「address」を「アドレス」としか思っていなかった人にとっては、驚きですよね。
このように英単語には、一つの単語で複数の意味を保有するものが数多く存在し、なおかつTOEICでも頻繁に意味を変えて登場します。
TOEIC600点レベルを目指すには、このように抽象的な意味を持つ単語もたくさん覚えていくことが極めて重要となります。
もう少しだけ例を挙げると、「exclusive」という単語を辞書で引くと、「排他的な」「独占する」「唯一の」「高級な」のように、それぞれかけ離れたような意味を持つことが分かりますよね。
「considerably」は「かなり、相当に、大幅に」という意味の副詞になりますが、動詞「consider(熟考する)」を既に知っており、そのイメージが強いとconsiderablyがなかなか頭に入ってきません。
「arrange」はTOEIC頻出単語ですが、日本語の「アレンジ(変更を加える)」とは似ても似つかず、「整える、配列する」や「準備、手配をする」という意味になります。
それぞれ、イメージを擦り込むのに苦労しますよね。
自動詞と他動詞の違いを理解する
一段階レベルの高い英単語を身に付けるテーマとして、自動詞と他動詞の違いを理解することも大切です。
自動詞とは簡単に言うと、目的語を必要とせず、単品で意味が完結する動詞のことです。
言い換えると「〇〇を」を必要としない単語です。
- I cried.(私は泣きました)
「私は『〇〇を』泣きました」とヘンに補足が入ってたらオカシイですよね
- Wind blows.(風が吹く)
「風が吹く」とシンプルに表現するならこれで完成です
一方他動詞とは、簡単に言うと目的語を必要とする動詞のことです。
言い換えると「〇〇を」を必要とする単語です。
- I bought some fruits.(私はフルーツを買いました)
目的語「フルーツを」がないと、「私は買いました」となり、文章として完成しませんね
- I read a book.(私は本を読みました)
目的語「本を」がないと、「私は読みました」となり、こちらも不完全となります。
このように、英単語の動詞は大きく分けて自動詞と他動詞の2種類があり、違いを理解することがTOEIC600点を超えるためのカギになります。
ここでは一例として「discuss(話し合う、議論する)」で見ていきましょう。
「discuss」は他動詞なので、直後に目的語を取ります。
その一方で、「talk(話し合う)」という近い意味の単語もありますが、こちらは自動詞として使われることが多く、ほとんどの場合「talk about 〇〇」のように前置詞aboutを用いて使われるのです。
さて、話を「discuss」に戻しますが、先述した通り「discuss」は他動詞なので、直後に目的語を取るため「discuss about 〇〇」は文法的に不正解となります。
しかし実際には、似た意味の用法「talk about」に引っ張られて、他動詞のdiscussに関しても「descuss about」が正しいと勘違いしてしまう人が非常に多いのです。
ここでは例として「私たちは将来の計画について話し合った」で見てみましょう。
- ✕:We talked our future plans.
- 〇:We talked about our future plans.
- 〇:We discussed our future plans.
- ✕:We discussed about our future plans.
このような知識はリーディングセクションPart5、Part6で問われることが多く、このルールを知っているだけでも瞬時に正解を選ぶことができます。
接頭辞や接尾辞で判断する
接頭辞や接尾辞で単語が理解できるレベルになると、英語読解がスムーズになります。
<接頭辞>
- mis- 誤り
- match(一致)⇔ mismatch(不一致)
- understand(理解)⇔ misunderstand(誤解)
- in- 否定
- correct(正しい)⇔ incorrect(正しくない)
- valid(有効な)⇔ invalid(無効な)
<接尾辞>
- cy- 状態
- frequency(頻度)
- accuracy(正確さ)
- ble- 可能
- visible(見える)
- possible(できる)
このように接頭辞や接尾辞のルールをある程度押さえておくと、一つの単語の派生で他の単語を同時に覚えられるようになります。
単語暗記の時間を大幅にセーブすることができますよね。
接頭辞や接尾辞に注意してTOEIC問題などを見てみると、色々なパターンの共通点に気づくはずです。
意識的に覚えるようにし、単語暗記をドンドン効率化していきましょう。
以上がTOEIC600点レベルの単語の特徴になります。
次はいよいよ単語暗記の具体的な方法を解説していきます!
TOEIC600点レベルを目指す効率的な単語の覚え方
TOEIC600点を目指す単語暗記には、以下の2つの方法があります。
- オリジナルの単語帳を作る
- 市販の単語帳を使う
一般的には市販の単語帳を使った単語暗記がフツーですが、僕個人の経験としてオリジナルの単語帳を使った方がメリットが大きかったこともあり、今回2パターンを紹介します。
一つずつ詳しく解説していきますので、ご自身の学習スタイルに合う方を吟味してもらえればと思います。
「オリジナル単語帳」で長期記憶を実現する方法
オリジナルの単語帳を使った単語暗記の方法は以下の通りです。
まずはTOEICの問題を解きます。
本番模試やパート別対策など、どの教材を使うかは自由です。
問題を解いたら、採点をしましょう。
その中で、間違えた問題や英文が理解できなかった箇所は、なぜ間違えたのか、なぜ分からなかったのかを分析しながら復習しましょう。
復習の中で、英文を読んで分からない単語が出てきたら一つ一つノートに書き写していきます。
単語を書き写したら、隣に日本語の意味を書いていけば、単語ノートは完成です。
ノートへの書き写しがある程度完成したら、今度は単語カードか、単語カードアプリに書き写していきます。
こうすることで、覚えるべき単語を持ち歩くことができます。
単語カード、あるいは単語カードアプリが完成したら、後は常に持ち歩いてスキマ時間で単語の確認をします。
電車での移動時間や休憩など、ありとあらゆるスキマ時間を活用して単語確認をどんどん進めていきましょう。
上記の通り、既に用意された単語を機械的に覚えていくのではなく、自分が分からなかった単語だけを拾い上げて覚えていくのが最大の特徴です。
この方法のメリットは以下の通りです。
- イメージ記憶を最大限に活かせる
- 「この単語はそんな意味だったのか」と想いを巡らせながら一つ一つの単語を調べ、単語の意味が分かった状態で改めて英文読解をすると、自ら英文を組み立てたような達成感がある
- 英文の意味理解だけでなく、単語を調べる作業から達成感を得るまでの一連の流れが「イメージ」として保存されるので、単語を忘れにくい
- 頻出単語の暗記が圧倒的に早い
- 何度も出てくる単語が覚えられていないと、「前回もわからなかった」「今回も思い出せなかった」という経験を何度も繰り返せる
- この経験を繰り返していると逆に記憶に結びやすくなり、一度覚えたら忘れない特に頻出単語は何度も遭遇するので、「自動化(勝手に意味を連想する)」効果も非常に高い
- 知ってる単語を覚える必要がない
- 知ってる単語はピックアップしないので、知らない単語だけにフォーカスできる
- もちろんTOEICの範囲に絞られる
- TOEIC問題から知らない単語をピックアップするので、必然的にTOEICで使われる単語を覚えられる
「単語がわかった⇒英文全体がわかった」の経験は単語暗記に絶大な効果があります。
一方この方法には、残念ながらデメリットもあります。
- 時間がかかる
- 問題文から単語をピックアップして書きだし単語の意味を調べてノートに記入でき上ったノートを単語帳か単語アプリに転記というように、3段階の入力作業がある
- 単語暗記の効果が高いとはいえ、手を動かす作業には相応の時間がかかるので、その点が唯一のデメリットです
- 音声がない
- オリジナルで単語帳を作る場合、音声データがないので発音を確認することができません
- ただし、読み上げ対応のある単語カードアプリを使えば、発音を確認することができる
逆に言えば、ある程度まとまった時間を確保するように努めれば、最強の単語暗記法となります。
市販の単語帳を使ったボキャブラリー強化
市販の単語帳を使った単語暗記法は非常にシンプルです。
- 1日に進める量を決める
- 時間を決め、単語を覚えるまで繰り返し単語の確認をする
- 覚えた単語、覚えきれていない単語をチェックする
- 翌日は前日の復習をサラッと行う
- 1~3の手順で次のセットの単語暗記を行う
市販の単語帳を使う場合は、それぞれの単語帳で効果的な使い方を提唱しているので、その内容に沿う形で問題ありません。
とは言え、より効果を高める方法として、前日に覚えた内容を翌日にもう一度復習するという点は実践しておくと良いでしょう。
欲を言えば、以下のような手順を踏むとベストです。
- 1日目:1日目の内容
- 2日目:1日目の復習⇒2日目の内容
- 3日目:1日目の復習(軽く)+2日目の復習⇒3日目の内容
復習は日を追うごとに軽くしていけば大丈夫なので、覚えた内容を少しでも振り返っておくと記憶の定着が非常に良くなります。
ちなみに、前日の勉強の内容を少しずつ当日の勉強に織り込む方法を「ヒンドゥー・メソッド」と呼び、記憶の定着に効果が高いようです。
市販の単語帳を使うメリットは以下の通りです。
- 「単語帳づくり」に時間を取られない
- 一般的な単語帳は、単語、意味、類語、例文などがキレイに配列されているので、単語帳づくりに手間を取られることがない
- 必要な情報は概ね揃っているので、購入したらすぐに単語暗記に着手できる手軽さが大きなメリット
- 頻出単語が既にセレクトされている
- TOEIC対策の単語帳であれば、TOEIC頻出単語で構成されていますので、効率的に重要な単語だけを対象にできる
- レベルごとに必要単語が振り分けられている
- 市販の単語帳では、レベルごと(初級・中級・上級)やターゲットスコアごとに編成されたものが販売されている
- 目標とするレベルに応じた単語帳を選ぶことで、ある程度的を絞った単語暗記がしやすい
- 音声が付属している
- 近年の単語帳なら、ほとんどの場合音声付き(CD付属、データダウンロード、アプリ内で提供)
- なので、単語帳を持ち歩かなくても音声だけで単語暗記ができ、スキマ時間の活用がしやすい
市販の単語帳なら「完成されたもの」を使うので、とっかかりの手軽さが何といっても一番のメリットでしょう。
その一方、やはりデメリットがあるのも事実なので、併せて押さえておきましょう。
- 暗記作業が単調で記憶に残りにくい
- 無作為に並べられた単語を機械的に覚えていくので、作業が単調で飽きやすく、なかなか記憶に残りづらい
- 最初の方は気合いで乗り切れますが、作業が単調なため、中盤、終盤にはモチベーションがなくなってる可能性もある
- 知ってる単語でも、何度も復習しなければならない
- 当然ながら単語帳の中には既に知っている単語も含まれており、それらも含めて復習を進めなければならないので、その分の手間が増える
- 特に音声を使った復習では、特定の単語だけをスキップすることができないので、ムダに時間がかかる可能性も非常に高い
- 教材費が余分にかかる
- 問題集とは別に単語帳を余分に購入するので、その分費用がかかる
- また、スコア別に単語帳を購入する場合、レベルが上がるにつれて単語帳も買い直すケースもあり、都度費用がかかってしまう
「手軽さ」ゆえにムダな作業やお金が余分にかかる場合もありますが、飽きずに淡々と単語暗記を続ければ必ず成果は出ます。
なお、市販の単語帳を使って単語暗記をする場合、「教材選び」が一番の重要ポイントです。
とりわけTOEIC600点を目指すには、以下の単語帳を選んでおけば間違いないでしょう。
オススメは「オリジナル単語帳」を使う方法
今回、単語暗記に関して2つの方法をお伝えしていますが、オススメは断然「オリジナル単語帳」を使う方法です。
理由は、一度覚えた単語を長い間記憶しておけるからです。
長い間単語を覚えていれば、言うまでもなく
- テスト本番でも単語を見た瞬間に意味を思い出せる
- 「この単語、どういう意味だっけ・・・」という悔しい思いをしなくなる
といった効果があります。
「書く」手間がかかるのでデメリットを感じてしまいますが、実はこの「書く」作業こそが「長期記憶」を実現させているのです。
記憶するための素材づくりは、素材をつくるその段階からすでに記憶は始まっている。
引用元:『記憶する技術』伊藤 真
また、オリジナルで単語帳を作る場合は、実際に英文に触れ、その中で分からなかった単語をピックアップするので、その単語を見た時に自然と元の英文が思い浮かびます。
そうすることで、無味乾燥な単語の暗記ではなくストーリーを伴った単語暗記ができ、イメージとして単語が定着しやすくなります。
イメージ記憶は脳科学的にも効果が高いと言われています。
問題集、ノート、単語帳(アプリ)があれば簡単に始められるので、ぜひ前向きに「一生モノの単語暗記」を実践してみてください。
以上がTOEIC600点レベルを目指す効率的な単語暗記の方法になります。
【まとめ】TOEIC600点レベル達成は「英単語」と「英文法」の両輪で攻める!
今回は「TOEIC600点」をターゲットとした単語暗記の方法について解説しました。
TOEIC600点レベルを目指すには、単に単語数を増やすだけではなく、自動詞と他動詞の違いなどにも注意するなど、難易度も少し上げていく必要があります。
特に「単語が英文の中でどのように使われるか」についても深く理解するため、英文の中から知らない単語をピックアップする「オリジナル単語帳」の活用は大いに役立つと思います。
また、英文法の知識も同時に備えておけば、単語の意味だけでなく役割もセットで覚えることができ、英文理解度をさらに発展させることも十分に可能です。
英単語と英文法の両方を深く理解できると、TOEIC600点以上の高いスコアを目指すことも夢じゃなくなるので、英文法も強化したいという方はぜひ以下の記事も参考にしていただければと思います。
今回の記事が役に立ちましたら幸いです。
最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました。