こんにちは、さとうです。
このブログでは、英語学習に役立つ情報を発信しています。
- TOEIC500点を目指してるけど、どれくらいの時間がかかるんだろう?
- TOEIC500点を取るまでに1日何時間勉強すればいいの?
今回は、上記のような疑問を解決できる記事となっています。
僕自身、これまで色々な勉強法や時間活用の試行錯誤を繰り返し、独学ながら最終的にはTOEIC925点を取得することができました。
今回はその経験を元にしつつ、記事前半ではTOEIC500点達成までに必要な勉強時間を明確化し、記事後半では短期間でTOEIC500点を突破する時間管理術についても解説しています。
「できれば最短でTOEIC500点を達成したい!」という方はぜひ参考にしていただければと思います!
TOEIC500点取るのにどれくらいの勉強時間が必要?
結論から言うと、早くて約2か月半、長いと2年近くかかります。
というのも、TOEIC500点を取るまでの道のりは、今の実力(スタート地点)により左右されるからです。
下記の表は、OXFORD UNIVERSITYが公表している、現在のTOEICスコアと目標スコアを取るまでの勉強時間の相関表です。
上記の表を元に、1日あたりの勉強時間を設定し、月換算することで、TOEIC500点達成までに何か月必要になるかが確認できます↓
「絶対にこのデータ通りの時間がかかる」というワケではないものの、やはりTOEICスコアを上げるためには相当な時間を費やす必要はあります。
目標スコアを達成するまでにかかる期間が分かったところで、「1日の勉強時間も確保できない!」「でも1年以上も待ってられない!」という問題が出てきますよね。
なので、次の章からは
- 1日の勉強時間を最大化する時間活用術
- 最短期間でTOEIC500点を達成する3つのコツ
について詳しく解説していきます。
TOEIC500点突破に向け、1日の勉強時間を最大化する時間活用術
普段忙しい社会人にとって、1日の中で勉強時間を確保することも難しい状況の方も多いと思います。
ここでは「勉強時間がなかなか確保できない」という方に向けて、勉強時間を作り出すための4つの方法を紹介します。
- 朝早く起きる(難易度★★★★★)
- スキマ時間を最大限活用する(難易度★☆☆☆☆)
- 勉強できる道具を常に携帯する(難易度★★☆☆☆)
- ムダな時間を徹底的に排除する(難易度★★★☆☆)
いきなり生活を一変させるのは難しいと思うので、まずは「これならできそう」と思えるものから取り組んでください。
1.朝早く起きる(難易度★★★★★)
朝の時間を活用した勉強は最強です。
理由として、
- 誘惑(晩酌、テレビ、SNSのお知らせなど)がない
- 家族に邪魔されない
- 「締め切り効果」が生まれる
- 夜は仕事が終わる時間に左右されるが、朝は起きる時間を固定できる
という、勉強するにはメリットしかない、最強の時間帯になります。
基本的に朝早い時間は勉強の邪魔になる要素がないので、集中力がMaxの状態で勉強に取り組めます。
僕の経験上、最もリラックスして勉強に専念できる時間帯で、コーヒーを入れながらゆっくりと勉強が進められるので超おすすめです。
2.スキマ時間を最大限活用する(難易度★☆☆☆☆)
働く社会人の英語学習にとって、スキマ時間の活用は不可欠です。
特に「体は動かしてるけど頭は働いていない」という時間帯を見つけ、「ながら勉強」を組み込むと良いです。
- 通勤の移動時間
- 出張などの移動時間
- 休憩時間
- 待ち合わせ前の待ち時間
- 信号待ち(車移動の場合)
- トイレ(毎回必ず座ってトイレをすれば、10~20個程度の英単語確認はできます)
- バスタイム
一日の行動を振り返ると、意外にも勉強に充てられる時間はたくさん見つかるので、上記を参考に「ながら勉強」ができそうか検討してみてください。
3.勉強できる道具を常に携帯する(難易度★★☆☆☆)
スキマ時間を活用した勉強においては、いつでもパッと勉強ができるよう勉強道具を常に携帯しておきましょう。
- 英語アプリ
- 単語帳
- 単語カード
- リスニング音源
勉強道具を常に携帯しておくと、思わずできたスキマ時間にも対応できます。
たとえば、、、
- 急遽出張の予定が入った
- 思った以上に会議室についてしまい、参加者が集まるまでヒマ
- 道路が渋滞していて、なかなか車が進まない など
移動先ではスマホを使った勉強がかなり便利です。アプリやリスニング音源を上手に活用して、少しの時間でも勉強に使いましょう。
4.ムダな時間を徹底的に排除する(難易度★★★☆☆)
TOEIC勉強期間中は、ムダな時間を徹底的に排除してなるべく勉強時間に充てましょう。
- テレビ
- スマホゲーム
- SNS
- 動画配信
上記のような娯楽は、「ちょっとだけ」のつもりでも気づくと長時間経ってしまっていることも多々あります。
テレビ、スマホゲーム、SNS、動画配信を一定期間やめたとしても、人生単位では何の問題も起こりません。
少しずつ娯楽に使う時間を減らし、その分TOEICの勉強にシフトさせるよう意識して行動を変えていきましょう。
ちなみに僕は、ニュースをほとんど見ません。
- 米中首脳会談が行われた
- 気候変動により野菜の卸価格が高騰
- ジャニーズ事務所が社名変更
これらのニュースを知ったところで、1年後や3年後の自分に役立つことはないでしょう。
知る必要のないニュースに時間を使うより、その時間で10個でも20個でも多く英単語を覚えた方が将来の自分は喜ぶはずです。
結果的にTOEIC925点まで伸ばすことができ、かなり人生変わりました。
最短期間でTOEIC500点を達成する3つのコツ
「鉄は熱いうちに打て」のことわざの通り、TOEICの勉強もなるべく短期集中で取り組んだ方が成果が出しやすいです。
逆にいつまでもダラダラ勉強していると、モチベーションが低下して必ずどこかで挫折します。
最短期間でTOEIC500点を達成するためにも、以下の3つのポイントを参考に勉強を進めていきましょう。
- 計画を立て、計画通りに勉強を進める
- テスト模試をなるべく多く実践する
- リスニングに力を入れ、パート7には力を入れない
一つ一つ解説していきます。
計画を立て、計画通りに勉強を進める
最短期間でTOEIC500点を達成するためには、目標達成までの計画を立て、計画通りに勉強を進めることが非常に重要です。
計画を立てて学習を進めることのメリットは以下の3つ
- 三日坊主やサボり癖を防止する
- 目標と現在地を視える化することでモチベーションを高く保つ
- 「計画遅れ」があった場合の挽回の判断が早くなる
逆に計画を立てずに勉強をすると、本来やるべき勉強の量をこなせているのか判断できないため、いつまでもダラダラと勉強をする羽目になり、目標にも近づきにくくなります。
大きい計画から小さい計画にブレイクダウンすることで、1日のノルマが見えるようになります。
1日のノルマが明確になると勉強を切り上げるタイミングがハッキリするので、その後は趣味や娯楽を楽しむなど、リフレッシュすることも可能です。
特に英語の勉強はストレスが溜まりやすいので、メリハリのある勉強を進めるためにも、計画を立てることは重要です。
テスト模試をなるべく多く実践する
テスト模試をなるべく多く実践しておくことで、短い期間でも高い成果を期待できます。
テスト本番をスポーツの「試合」だとしたら、テスト模試は「練習試合」です。なるべく多く練習試合をした方が、ゲーム全体の感覚が身に付きます。
テスト模試を多く実践することにより
- 本番形式に慣れておくことで、練習と同じ実力が出せる
- テストのペース配分が体感的にわかり、集中する場面と息抜きする場面
- テストの傾向がわかり、この問題は取る、この問題は流すの判断が的確になる
というメリットが得られます。
「模試しかやらない」という勉強法にならないよう注意してください。練習試合しかしないような練習では基礎力は身に付きません。
なお、テスト模試は公式問題集を使うことで、より本番に近い環境が作れます。
リスニングに力を入れ、パート7には力を入れない
TOEIC500点を目指す場合、「力を入れない場所」を決めておいた方が、かえってスコアが上がります。
その方が、「正解が取れそうな問題」に時間と集中力を使えるので、結果的に勉強効率が上がりスコアが伸びるからです。
リスニングセクション:しっかりと対策し、正解を取りに行く
リーディングセクション:分かりそうな問題は時間をかけて解き、難しい問題はテキトーにマークする
理由としては以下の通りです。
- リスニングは英文レベルが比較的低めなので、理解度が上がりやすい
- リスニングは英文が短いので、たくさん練習できる
- リーディング(特にパート7)は上級者向けの問題が多いので、単語を調べたり英文の意味を把握するのに時間がかかり効率が悪い
基本的に「分かるレベルの問題」をたくさんこなすことで実力が上がっていくので、その意味でもリスニング中心に勉強を進めるのが効率的です。
また、リスニングセクションの英文が難なく理解できるようになれば、リーディングセクションの方にも応用が利くようになります。
なので、まずはリスニングセクションの対策をしっかりと行い英語基礎力を底上げするのが近道です。
以上が最短期間でTOEIC500点を達成するコツになります。
続いて次の章で「何を勉強するか?」を知っておけば、TOEIC対策はバッチリです!
TOEIC500点を取るための戦略(勉強法と手順)
ここからは、TOEIC500点達成するための具体的な勉強法と手順を解説していきます。
勉強法については、今の実力次第で戦略を決める必要があるので、以下を参考にしてどんな戦略を取るべきかを決めましょう。
- 300点台、あるいはそれ以下の場合はTOEIC Bridgeを活用する
- 400点台なら、単語、リスニング、解答テクニックを攻略する
上記2パターンについて詳細を解説していきます。
直近スコアがTOEIC300点台、あるいはそれ以下の場合はTOEIC Bridgeを活用する
現状の実力がTOEIC300点台、あるいはそれ以下の場合は、TOEIC Bridgeを活用して基礎を磨くことをおすすめします。
TOEIC BridgeとはTOEICの簡易版のようなテストで、問題数と試験時間は半分しかなく、また、全体的な英語の構成も初心者向けに設計されています。
そもそもTOEIC300点台のレベルだと、英語の基礎力が非常に弱い状態にあります。
基礎がない状態で、英語上級者も受験するようなTOEICの問題を理解し、答えられるわけがないですよね。
一方TOEIC Bridgeはほとんどが初心者向けの英文なので、少しの勉強で英語が理解できるようになり、基礎力も身についていきます。
なお、TOEIC Bridgeで高得点が取れるようになればTOEIC600点台のレベルまで実力が上がります。
英語の基礎に自信がない方は、まずはTOEIC Bridgeでサクッと基礎を固めましょう。
400点台なら、単語、リスニング、解答テクニックを攻略する
TOEIC400点台であれば、中学卒業レベルの英文が理解できるくらいの実力があります。
そこから最短距離で500点突破するには、下記の3点を集中的に対策すると良いです。
- 単語
- リスニング
- 解答テクニック
もちろん全てのパートのスコアアップを狙うのもOKですが、「短期間」で手早く500点を目指したい人はターゲットを絞った方がいいよという意味です。
まず英語の基礎ができていれば、知ってる単語が増えるだけで理解できる英文が増え、それだけでもスコアアップが期待できます。
また、リスニングとリーディングを比べると明らかに英文レベルはリスニングの方が簡単なので、リスニングを重点的に対策すれば短期間で正解を増やすことができるでしょう。
もう一つ重要なことは、解答テクニックを身に付けることです。
TOEIC各パートにおいて、
- 事前に目を通しておくところ
- 重点的に聞く、読むところ
- 問題パターンに応じた答えの見つけ方
など、効率的に正解を導き出すテクニックがありますので、テスト攻略の一環として身に付けておくと更に実力を発揮できるようになります。
上記を踏まえ、「語彙強化⇒リスニング対策⇒解答テクニック習得」の順に勉強を進めることがTOEIC400点⇒500点の最短勉強法となります。
【まとめ】勉強時間を確保しつつ、最短でTOEIC500点を突破しよう!
今回の記事では、
- TOEIC500点を取るまでにかかる勉強時間
- TOEIC500点突破に向けて1日の勉強時間を最大化する時間活用術
- 最短期間でTOEIC500点を達成する3つのコツ
について解説しました。
TOEIC500点台は多くの企業が人事考課の評価スコアに用いているので、英語を武器として備えたいのであれば確実に達成しておきたいですね。
なお、TOEIC500点を目指す戦略として、勉強時間を管理することも重要ですが、「どの参考書を使うべきか」について戦略を立てることも重要です。
参考書選びをミスると、せっかく確保した時間がムダになってしまう可能性があります。
TOEIC500点突破に最適な参考書は以下の記事で詳しく解説しているので、併せて確認することで更に目標達成の確立を上げていきましょう。
今回の記事が参考になりましたら幸いです。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。