【社会人必見】「TOEICが難しすぎる!」5つの原因と解決策を、925点ホルダーが解説

【社会人向け】「TOEICが難しすぎる!」5つの原因と解決策

こんにちは、さとうです。

当ブログでは、英語学習に役立つ情報をお届けしています。

  • TOEICが難しすぎる・・・
  • TOEICを何回受けても、難しさしか感じない
  • こんなに難しいと、勉強してもスコアが上がる気がしない

今回の記事では、上記の悩みを解決できる記事をご用意しました!

結論から申しますと、「TOEICが難しすぎる」という悩みは努力次第で解決することができます。

僕自身TOEICスコアに伸び悩んだ時期もありましたが、働きながらでもコツコツと努力を続けた結果、現時点でTOEIC925点まで伸ばすことに成功しました。

TOEIC_score_history

念願だったカナダへの海外出向のチャンスも掴み取り、4年間にわたり現地メンバーと共に様々な業務に携わってきました。

今回の記事では「TOEICが難しすぎる」悩みをブレイクダウンし「問題の明確化⇒解決策の提示」という流れで解説していきます。

この記事でわかること

  • 「TOEICが難しすぎる」と感じてしまう理由
  • TOEICの難しさのレベル別解析
  • 「TOEICが難しすぎる!」を打開する5つの解決法

「とにかく早く目標スコアを達成して、TOEIC地獄から抜け出したい!」方はぜひ参考にしていただければと思います。

「TOEICが難しすぎる」と感じてしまう理由

「TOEICが難しすぎる!」と感じる要因を分解すると、以下の5つが大体の原因となっています。

  • 試験時間が長い
  • 初級者から上級者まで同じ試験を受ける
  • 英語に耳が慣れていない
  • 処理する英語の量が多すぎる
  • 試験そのものが難化傾向にあり、今まで以上に頭を使う

上記に関して、詳しく解説していきます。

試験時間が長い

TOEIC試験では、リスニングセクションが約45分、リーディングセクションが約75分の、合計約2時間の試験となります。

また、試験前の連絡事項を聞いたり、試験前の必要事項の記入の時間も含めると、全体の拘束時間はもっと長くなります。

普段からそれほど英語に接していない人にとって、2時間ものあいだ英語を聞き続け、読み続け、考え続けるのはメンタル的にもかなりハードな作業ですよね。

集中力が切れてくると余計に頭が回らなくなるので、考える力も低下してきて最終的に「難しすぎる・・・」と感じてしまうのです

初級者から上級者まで同じ試験を受ける

TOEICテストでは受験者全員が同じテストを受け、正答数に応じて英語レベルを評価する仕組みとなっています。

なので、テストの中には初級者向けの易しい問題もあれば、上級者向けのハイレベルな問題も含まれています

当然、初~中級者の人が上級者向けの問題を目にすれば、「難しすぎる」と感じてしまいますよね。

例えば英検ではレベルごとに受験する級を選択できるので、必要以上に難易度の高い問題を解く必要がそもそもありません。

ですが、社会人の英語力評価ではTOEICが一般的に普及してしまっているので、この問題はどうしても避けては通れない道となっています。

英語に耳が慣れていない

普段英語を聞き慣れていないと、

  • 「リスニングで何を言ってるのかサッパリわからない」
  • 「ほんのわずかな単語しか聞き取りができなかった」

となってしまい、TOEICが難しすぎると感じる一つの原因になります。

英語の発音を正確に聞き取るのは本当に難しく、読めばわかる程度の簡単な英文だったとしても、リスニングで聞き取ろうとすると途端に難しく感じてしまいます。

特にリスニングは一度聞き逃したら振り返ることができないので、一度で正確に音声を聞き取る精度が要求されます

英語の聞き取りが苦手な人にとっては聞き逃しの方が多くなってしまうので、「リスニングが難しすぎる」と感じてしまうのです。

処理する英語の量が多すぎる

TOEICでは聞く、読む、解く英文の量が多すぎるので、最後の問題まで到達できずに時間切れしてしまう人が続出しています。

結果、テストを完走できなかったことから「難しすぎる」という印象を受けてしまうのです。

特にリーディングセクションが地獄で、Part7ではメールや手紙、新聞記事など、約20本ほどの長文文書にしっかりと目を通したうえで、それぞれ問題を解かなければなりません。

長文を読み切るだけでもかなりの時間と労力を費やしますが、さらに長文の中から最も適切な答えを探す作業でヘトヘトになります。

このように、長文を読むことに時間がかかり過ぎて最後の問題まで到達できないことから、「TOEICは難しすぎる」というイメージを持ってしまうのです。

試験そのものが難化傾向にあり、今まで以上に頭を使う

TOEICは2016年にテストの内容が改訂され、改定前に比べて今の方が難しくなっています。

例えばボーナス問題であったPart1が10問⇒6問に減らされ、その分長文問題の割合が増えたり、Part3・4では図表に関する問題が追加されました。

他にも、今までは部分的に読めば正解が見つけられたPart7の長文問題でも、文章全体をじっくり読んで理解しないと解けない問題が多くなり、処理するべき英文が一層増えたことになります。

特に昔TOEICで高得点を取れていた人にとっては、改定後のTOEICは「難しい」と感じることでしょう。

さとう
さとう

以上が「TOEICが難しすぎる」と感じてしまう主な理由です。

次からはもう少し踏み込んで、技術的な難しさについて詳しく解説していきます!

TOEICの難しさをレベル別に解析

先ほどお伝えした通り、TOEICでは全受験者が同じテストを受ける性質上、受ける人の英語力に応じて「難しい」と感じるレベルも異なります。

ここからは、TOEICレベル別に「難しい」と感じる主要な原因について更に掘り下げていきます。

レベル難しさ
300点台なにがなんだか分からない
400点台基本的にすべて難しい
500点台簡単な問題以外は難しい
600点台長文になるとちょっと難しい
700点台制限時間内に解ききるのが難しい
800点台上級者向けの問題が難しい

300点台|なにがなんだか分からない

TOEIC300点レベルですと、ぶっちゃけ「なにがなんだか分からない」という状況に陥ります。

さとう
さとう

よく聞く話ですが、インストラクション(各パートの説明文)を聞いてると思ってたら、いつの間にか問題が始まっていたなんてことが起こりがちですね。

TOEIC300点レベルでは基礎的な単語、文法力も非常に乏しく、英語を聞き分けるリスニング力も極めて弱いです。

なので、このレベルではTOEICスコアアップを目指す前に、英語の基礎学習を始めることが最優先となります。

400点台|基本的にすべて難しい

TOEIC400点台でも、テスト全体を通して「難しい」という印象しか残らないレベルです。

簡単な単語であれば聞き取り・読み取りができ、何となく意味を推測することはできるものの、英文となると理論的な組み立てが難しく、英文全体を正確に把握するには実力が足りません。

解答においても予想や推測に頼るケースが大部分になるので、自信をもって答えを選べる問題が極めて少なく、精神的な疲労も相当なものです

さとう
さとう

ちなみに、僕は英検2級に合格した後TOEICを受験したら405点でした。「テスト慣れ」していないのもスコアが伸び悩む原因となり得ます。

500点台|簡単な問題以外は難しい

TOEIC500点台になると、英語の基礎力が少しずつ固まってきて、英語運用能力も開花し始める頃です。

簡単な問題や英文なら、少し考えれば内容を正しく理解できるケースも徐々に増えてくるでしょう。

しかし、長文や少し複雑な英文が出てくると理解のスピードが遅くなり、ついつい考えすぎて時間を使い過ぎてしまったり、次の問題への取り掛かりに乗り遅れたりします

とはいえ英語の基礎力は固まりつつある状態なので、テスト慣れしてテクニックも身についてくると、スコアアップは目指しやすくなりますよ。

600点台|長文になるとちょっと難しい

英語力がかなり高くなっている状態なので、初~中級者向けの問題であれば自信を持って解答できるレベルです

特にPart1やPart2前半はサービス問題と思えるくらい楽勝で、貴重な得点源となるでしょう。

ただ、リスニング、リーディング共に長文問題になると理解の精度が落ちるため、不正解を選んでしまう場合が多くなります。

リスニングにおいては聞いた内容を頭の中に保持しておくのに苦労したり、リーディングでは長文になればなるほどストーリー全体の理解が難しくなります。

700点台|制限時間内に解ききるのが難しい

TOEIC700点レベルの英語力があれば、TOEICで出題される問題の約9割は正しく理解できる力量があります

しかしながら、英文を読むスピードがそれほど速くないため、時間内に問題が解ききれないという壁に直面するでしょう

あるいは、スピードを重視しすぎて読解の精度が落ち、思った以上に間違いを積み上げてしまう可能性もあります。

読み取りのスピードを上げつつ理解度も向上させるのは相当に難しいので、次のレベルを目指すにあたっては非常に高い壁を感じるはずです。

800点台|上級者向けの問題が難しい

TOEIC800点レベルまで実力が上がると、間違える問題はだいたい上級者向けの難しい問題がほとんどです。

不正解の数は極めて少ないものの、高度な英語力を求められるような問題の理解度を上げる必要があるため、対策を打つのが難しくなってきます

例えば稀にしか出されない高難度の英単語を覚えたり、難解な文法で仕掛けられた文法問題を正確に見抜く力が要求されます。

難易度の高い問題は市販の教材で解説されることが非常に少ないので、的確な対策を打つ方法を探すことも難しさの要因の一つです。

さとう
さとう

以上がTOEICのレベル別に見る難しさの原因になります。

難しさの原因が分かったら、続いては解決法について理解を深めていきましょう。

「TOEICが難しすぎる!」を打開する5つの解決法

ここからは、「TOEICが難しすぎる!」と感じた場合に有効な解決法を5つ紹介していきます。

  • (初級)TOEIC Bridgeで「聞く・読む・解く」の土台を作る
  • (中級)英文法を学び直す
  • (中級)英単語をなるべく多く覚える
  • (上級)アウトプット系トレーニングで英語脳を強化する
  • (上級)本番形式の演習を何度も実践する

(初級)TOEIC Bridgeで「聞く・読む・解く」の土台を作る

特にTOEIC400点未満の英語初級者の場合は、TOEIC Bridgeで「聞く・読む・解く」の土台を作る方が効率的で近道です。

なぜなら、TOEIC Bridgeは初・中級者向けに開発されたテストで、比較的簡単な英文で構成されているからです。

そもそも英語の知識が浅いうちに難解な単語や文法を無理やり覚えようとしても、必ず挫折してしまいます。

その点TOEIC Bridgeでは、

  • 英文レベルは初・中級者向け
  • 問題数はたったの100問
  • テーマは趣味や娯楽など「日常」がメイン

という初級者向けのメリットがたくさんあり、とにかく「英語へのとっつきやすさ」がTOEICに比べて格段に優れています。

簡単な内容でも、まずは「英語を理解する」という根本的な土台を作り、後はその土台に色々な知識を積み上げていけば本家TOEICでもスコアを上げていくことは十分に可能です。

【英語初心者さん注目】TOEIC Bridgeテスト概要から独学勉強法までを解説 【英語初心者さん注目】TOEIC Bridgeテスト概要から独学勉強法までを解説

(中級)英文法を学び直す

TOEIC400~500点あたりのスコアの人は、ぜひ英文法を学び直すことを強くオススメします。

なぜなら、英文法を正しく理解することで、英文を読んだ時の内容理解が格段に向上するからです。

特にTOEICのような限られた時間内で大量の英文を処理するような場合、英語を英語の語順で理解する「英語脳」を鍛えることが必須です。

英語脳づくりは英文法を身に付けることから始まるので、今後さらなるTOEICスコアアップや英会話力の向上を目指すのであれば必ず英文法はマスターしてきましょう。

【たった2ヶ月】社会人でも完全独学で英文法を極た方法 【たった2ヶ月】社会人でも完全独学で英文法を極めた方法

(中級)英単語をなるべく多く覚える

言うまでもなく、英単語はなるべく多く知っていれば知っているほど役立ちます

そして、TOEICに限っては頻出する単語がある程度決まっているので、それらの単語に的を絞って覚えるだけで、短期間でのスコアアップも大いに期待できます。

なお、単語暗記は日常生活の中のスキマ時間を使って行うのが一番効率的です。なので、単語カードや単語アプリを常に携帯して、どこでも単語の確認ができる環境を整えておきましょう。

小さな努力の積み重ねが1ヶ月後、3ヶ月後、半年後に大きな成果をもたらします

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(上級)アウトプット系トレーニングで英語脳を強化する

TOEIC上級を目指す人は、ぜひアウトプット系のトレーニングを取り入れて、英語脳の強化を進めていきましょう

具体的には「音読」と「シャドーイング」が特にオススメです。

音読とシャドーイング、どちらも音声を聞きながら声に出して英文を読み上げるトレーニングになるので、

  • 注意深く音声の音に耳を傾けるので、リスニング力が上がる
  • お手本音声をマネることで、イントネーションや発音が身につく
  • 反復練習により英文の構成が直感的に理解できる

という効果が得られます。

自分自身で英語の発音・発声を身に付けることで、特にリスニング能力が飛躍的に伸びることを実感できるはずです。

TOEICではリスニングの方がスコアアップさせやすく、リスニングで満点近い点数が取れると高得点が目指しやすくなりますので、ぜひチャレンジしてみてください。

(上級)本番形式の演習を何度も実践する

TOEICでより高いスコアを目指すのであれば、本番形式の演習問題をなるべく多く実践しておきましょう

本番形式の演習を実践することで、以下のようなメリットが得られます。

本番形式の演習をするメリット
  • 2時間のテストで集中力を維持するトレーニングができる
  • 毎回新しい単語を獲得できる
  • 難易度の高い問題に遭遇する機会が増える
  • 問題の難易度に応じて力加減のバランス感覚が養える
  • 頻繁に出題される問題パターンへの対応が素早くなる

スポーツと同様に、練習試合の数が多ければ多いほど本番で実力を発揮しやすくなります。

英単語や英文法、パートごとの個別トレーニングももちろん重要ですが、個別トレーニングの成果をムダなく発揮するためにも、本番形式の演習で総合的な実力を上げていきましょう。

なお、本番形式の演習を実践するには公式問題集が信頼度バツグンでおすすめです。

特徴
  • ETSが本番のテストと同じプロセスで作った問題
  • 公式スピーカーによるリスニング音声
  • 参考スコア範囲の換算表でスコア目安がわかる

コスパ重視の方はこちらもどうぞ。

特徴
  • 3,300円で3回模試ができるので、1回あたり1,100円とコスパ最強
  • WEB上で採点ページが用意されているので、面倒な計算不要でスコア(目安)が確認できる
  • 公式問題集より解説が丁寧

そもそもTOEICって何点取ればいいの?

TOEICで高いスコアを目指したい!という社会人は多いですが、目標スコアは明確になっているでしょうか?

目標スコアが決まっていないと、スコアが上がったとしても達成感が得られず、いつまでも勉強し続けなければなりません。

なのでここでは、目的に応じて達成すべきTOEICスコアの目安を紹介します。

目的別TOEICスコア達成目安
  • 昇格要件をクリアしたい人:TOEIC500点以上
  • 転職でアピールしたい人:TOEIC600点以上
  • 海外でバリバリに活躍したい人:TOEIC800点以上

例えばTOEIC600点を達成したとしても、テストを終えた実感として「テストが難しすぎて、ぶっちゃけ分からない問題も多かったな・・・」と感じるかもしれません。

しかし、実績として600点を超えていたとして、転職を目的としているのであれば胸を張ってアピールしてもいいのです。

このようにTOEICを受ける「目的」と「目標スコア」を明確にしておけば、「どこまで行けばTOEIC地獄から抜け出せるのか」を迷いなく決めることができますので、いつまでも「難しすぎる!」と苦しみ続ける必要がありません。

TOEICスコアの目安については以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

【海外でも通用する】TOEIC点数と英語力の目安との関係|100点ごとに英語力を分析 【海外でも通用する】TOEIC点数と英語力の目安との関係|100点ごとに英語力を分析

【まとめ】努力すれば「TOEICは難しすぎる!」は乗り越えられる!

今回の記事では「TOEICが難しすぎる!」という悩みの原因と解決法について解説しました。

記事の内容をサラッとおさらいすると以下の内容となります。

「TOEICが難しすぎる」と感じてしまう理由
  • 試験時間が長い
  • 初級者から上級者まで同じ試験を受ける
  • 英語に耳が慣れていない
  • 処理する英語の量が多すぎる
  • 試験そのものが難化傾向にあり、今まで以上に頭を使う
「TOEICが難しすぎる!」を打開する5つの解決法
  • (初級)TOEIC Bridgeで「聞く・読む・解く」の土台を作る
  • (中級)英文法を学び直す
  • (中級)英単語をなるべく多く覚える
  • (上級)アウトプット系トレーニングで英語脳を強化する
  • (上級)本番形式の演習を何度も実践する

記事内でもお伝えした通り、TOEICは全レベルの人が共通のテストを受けるので、「難しすぎる!」と感じてしまうのは当然のことです。

だからこそ、「今の自分のレベル」と「目指すレベル」を明確にしたうえで「取り組むべき課題」にフォーカスすることが重要です。

とりわけ初級~中級レベルの人にとっては以下の順序で徐々にステップアップしていくのが効果的なので、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。

【英語初心者さん注目】TOEIC Bridgeテスト概要から独学勉強法までを解説

【初めてでも400点超え】社会人向けTOEIC勉強法とレベルを解説

【社会人】TOEIC500点達成までの勉強時間を最短にするテクニックを完全公開

【見逃せない7つのポイント】TOEIC600点の壁を超える勉強法

今回の記事がお役に立ちましたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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