こんにちは、さとうです。
このブログでは、英語学習に役立つ情報を発信しています。
- TOEIC Part5の問題はいつも勘で答えてしまう
- 似たような単語ばかり並んでいて、どれを選べばいいのか分からない
- Part5をスムーズに解けるコツがあれば知りたい
今回の記事では、上記のような疑問にお答えしていきます。
TOEIC Part5を対策するにあたっては
- Part5に特化した勉強のコツ
- Part5の問題を解くコツ
の2つのコツを会得することで高得点を狙うことができます。
僕自身も、上記の2つのコツを意識し対策&テスト本番に臨んだところ、独学ながらTOEIC925点までスコアを伸ばすことができました。
働きながらでもコツコツ勉強したら、期待通りのスコアを達成できましたよ。
今回記事では僕自身の経験も踏まえ、TOEIC Part5の勉強のコツや解答のコツ、スコアアップに大きく貢献してくれた教材についても解説します。
今回の記事で紹介する様々な「コツ」を意識すれば、間違いなくTOEIC Part5で高得点を取れるはずです!
TOEIC Part5の概要をざっくり理解しよう
まずはTOEIC Part5の概要から簡単に確認していきましょう。
TOEIC Part5の出題形式
TOEIC Part5では、英文の中の一語が空欄になっているので、その空欄に当てはまる最も適切な単語を4つの選択肢の中から選択します。
<例>
Customer reviews indicate that many modern mobile devices are often unnecessarily ——- .
(A) complication
(B) complicates
(C) complicate
(D) complicated
参照元:サンプル問題|TOEIC Listening & Reading Test|【公式】TOEIC Program|IIBC (iibc-global.org)
TOEIC Part5の基本情報は以下の通りです。
問題タイプ | 短文穴埋め ※不完全な文章を完成させるため、4つの選択肢の中から最も適切なものを選ぶ |
問題数 | 30問 |
時間 | リーディングセクション全体で約75分 |
TOEICリーディングセクションでは、Part5~7までを含めて約75分という時間が設定されています。
要するに、75分の中で各パートをどれくらいの時間配分で進めるかは自分次第ということです。
なので、Part7にたくさんの時間を確保できるよう、Part5は30問をおよそ10分程度で仕上げられるのが理想です。
1問あたり20秒くらいのペースで解くのが目標ですね
TOEIC Part5で出題される問題タイプ
TOEIC Part5では、出題される問題のタイプが決まっています。
出題される問題タイプを事前に理解し、タイプごとの解き方を熟知しておくことでスムーズに問題を解くことができます。
問題タイプは大きく分けて以下の3パターン。
- 品詞問題
- 語彙問題
- 文法問題
順番に確認していきましょう。
4つの選択肢の中から、最も適切な品詞を選ぶ。選択肢には似たような単語が4つ並んでいるのが特徴です。
Customer reviews indicate that many modern mobile devices are often unnecessarily ——- .
(A) complication
(B) complicates
(C) complicate
(D) complicated
参照元:サンプル問題|TOEIC Listening & Reading Test|【公式】TOEIC Program|IIBC (iibc-global.org)
4つの選択肢にはそれぞれ意味の違う単語が並びますので、その中から最も適切なものを選択します。
どれだけ豊富な単語を覚えているかを問われるタイプの問題なので、「語彙問題」と呼ばれています。
All clothing sold in Develyn’s Boutique is made from natural materials and contains no ——- dyes.
(A) immediate
(B) synthetic *
(C) reasonable
(D) assumed
参照元:サンプル問題|TOEIC Listening & Reading Test|【公式】TOEIC Program|IIBC (iibc-global.org)
文法問題は出題のパターンの種類が非常に多く、「動詞、接続詞、前置詞、関係詞、比較」など、様々なバリエーションが出題されます。
Among ——- recognized at the company awards ceremony were senior business analyst Natalie Obi and sales associate Peter Comeau.
(A) who
(B) whose
(C) they
(D) those
参照元:サンプル問題|TOEIC Listening & Reading Test|【公式】TOEIC Program|IIBC (iibc-global.org)
以上がTOEIC Part5のおおまかな概要となります。
次の章からは早速勉強のコツについて学んでいきましょう。
【高得点を目指す】TOEIC Part5勉強のコツ
TOEIC Part5の勉強を進めるうえでは、効率的に実力を上げる勉強順序やコツを意識することが重要です。
コツを理解して徹底的に対策をすれば確実にPart5で高得点を狙えるので、これから紹介する内容をぜひ取り入れてみて下さい。
- 基礎⇒応用の順で勉強を進める
- 1問あたりの解答時間を意識する
- 全文を読むクセをつける
- 知らない単語はその都度覚える
- 単語の意味だけではなく品詞も意識する
ちょっとボリューム多いですが、頑張っていきましょう!
基礎⇒応用の順で勉強を進める
TOEIC Part5の勉強を進めるうえでは、まずはある程度基礎を固めておき、徐々に難易度を上げていくのが鉄板です。
Part5は主に英文法を問う問題が出されますので、最初に英文法を身に付けてしまい、徐々に実践問題へとステップアップしていきましょう。
Part5は文法問題なので、まずは英文法を会得することから始めていきます。
中学英文法の総復習が基本となりますが、高いレベルを目指すのであれば若干の高校レベルの英文法知識も必要となります。
英文法を身に付ければ、問題を解く力がつくだけでなく、練習問題の解説を正しく理解することにも役立ちます。
一旦英文法の基本を理解すれば、練習問題に取り組む過程でどんどん知識が深まっていきます。
なので、まずは最短で中学英文法をマスターすることから始めていきましょう。
基本的な英文法知識が身に付いたら、TOEIC問題に早速取り組んでいきましょう。
先述した通りPart5ではある程度問題パターンが決まっていますので、まずはパターンごとに攻略していくのが効果的です。
品詞問題に取り組むなら、一旦品詞問題の練習をこなしてコツを掴みます。
自信が付いたら次の問題パターンに取り掛かるようにして、徐々に対応できる範囲を広げていきましょう。
市販のTOEIC Part5問題集では、問題パターンごとに練習できる設計のものが多いので、問題集のステップに従って勉強を進めていけば問題ありません。
問題パターンごとの対策ができてきたら、今度はパターンをごちゃまぜにしてランダムに問題を解いていきます。
問題パターンを固定しての練習に比べ、ランダムで出題されると注意するポイントが変わってくるので、最初は難しさを感じるでしょう。
ただ、練習問題をたくさん解くことで徐々にパターンごとの対応の切替が上手くなっていきます。
このレベルまで辿り着くと、英文を読むスピードが早くなったり、問題パターンを即座に特定できるなど、Part5の問題に順応しているのを実感できる頃かと思います。
できる限りたくさんの練習問題を解き、最終的には30問10分で解けるようになるまでスピードを上げていきましょう。
1問あたりの解答時間を意識する
練習問題を解くときは、1問あたり20秒以内で答えを出すことを意識し、1問ずつタイムを測って確認しましょう。
その理由は、
- 考えすぎて時間をかけ過ぎてしまうクセを防ぐ
- 体内時計がセットされ、テスト本番でもペースを乱さず問題が解ける
- 自然と英文を読む速度、思考の速度が速くなる
からです。
地味ではありますが、スマホのストップウォッチ機能を使って1問ごとにタイムを測るのがおススメです。
最初は1問を解くのに時間がかかり過ぎてストレスを感じてしまいますが、コツが掴めてくると徐々にタイムは縮まります。
時間を意識した練習を積んでおくと、テスト本番で無意識にペースを保ちながら問題を解くことができるので、体が覚えるまで何度も繰り返し練習しましょう。
全文を読むクセをつける
TOEIC Part5の勉強や練習問題では、全文を読むクセをつけておくと後々非常に有利になります。
その理由は以下の3つ。
- 全文を読んでおくことで、読み直しがなくなる
- どんな問題パターンが来ても一定のリズムで問題を解ける
- 短い時間で全文読めるスピードはどのみち必要になる
まず、部分読みのクセがついてしまうと、答えが導き出せなかった場合に結局全文よむ羽目になり、必要以上の時間をロスします。
NGパターン:空欄前後だけを見る→答えが分からない→もう少し広く読む→まだ答えが分からない→結局全文を読む
また、「この問題は部分読み」「この問題は全文読み」のようにいちいち読み方を考えるのもムダな労力がかかります。
部分読みで解けるのは一部のパターンのみで、そうでなければ結局全文読まなければなりません。
どうせ全文読むのであれば、全ての問題で「全文を読んでから答える」スタイルを貫いた方が結果的に解答スピードが上がります。
なので、練習問題を解くときは、常に「全文読み」のクセを付けて取り組みましょう。
知らない単語はその都度覚える
Part5の勉強をしていると、必ず知らない単語に遭遇する瞬間があります。
そんな時はその都度単語を覚えるようにしていけばOKです。
知らない単語が多いからと言って、あえて「単語暗記」の勉強に切り替える必要はありません。
Part5の勉強中は英文法の理解に全集中した方が文法の理解度が高まりますので、「単語が苦手」という事実は一旦忘れましょう。
単語の意味だけではなく品詞も意識する
Part5対策では、単語の意味だけではなく品詞にもしっかりと意識を向けておく必要があります。
理由は2つ。
- 品詞問題では品詞を知っていないと正解が選べない
- 単語の意味が分からなくても、品詞が分かれば正解が選べる
例えば一つの例題で見てみましょう。
The purpose of the survey is to collect information from our customers in order to make our operations more efficient and ( ).
(A) rely
(B) reliable
(C) reliably
(D) reliance
引用元:TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
4つの選択肢はどれも似たような単語が並んでいるので、100%の自信を持って1つを選ぶのは難しいですよね?
では、それぞれの選択肢の意味と品詞を確認してみます。
(A) rely(頼る:動詞)
(B) reliable(信頼できる:形容詞)
(C) reliably(確実に:副詞)
(D) reliance(信頼:名詞)
選択肢の単語の意味と品詞が分かったところで、今回の問題を解くヒントを3つ解説します。
- 空欄の直前には「and(等位接続詞)」があり、andで結ばれるのはefficient(形容詞)
- 選択肢の中で形容詞は(B)の「reliabe」だけ
- 語尾が「able」の単語は形容詞である場合が多い
このように、万が一単語の意味が分からなかったとしても、その単語の品詞が分かれば答えを見つけ出すことができます。
今回の問題が分からなかったとしても全然大丈夫です。
大事なのは、練習問題を実践する際は「単語の意味だけでなく品詞も意識する」という事を心がけてたくさん練習をすることです。
練習問題をやればやるほど品詞を特定する力が身に付いてきますので、常に意識して練習を積みましょう。
以上がTOEIC Part5の勉強する際のコツとなります。
続いて、TOEICテスト本番で使えるPart5解答のコツをお伝えしてきます。
【素早く答えを見つけ出す】TOEIC Part5問題の解き方のコツ
ここからは、実際のTOEICテストにてPart5を解く際に使えるコツを紹介していきます。
選択肢を先に見て問題タイプを確認する
Part5の問題を解く際は、英文を見る前にまず選択肢の方をチラッと見て、大まかに問題タイプの特定をしましょう。
そうすることで、若干ではありますが注意する点がわかるので、素早く正解を見つけやすくなります。
問題タイプの特定は以下の情報が分かれば十分です。
- 似たような単語が並んでいる⇒品詞問題の可能性大
- それぞれ異なる単語が並んでいる⇒品詞問題以外
品詞問題であれば高い確率で空欄前後にヒントが隠れているので、全文に目を通しつつも空欄前後に特に注意を向けることで正解を選びやすくなります。
逆に品詞問題以外であれば、英文全体の意味をある程度把握する必要があるので、空欄にこだわらずに全体を読み解くよう注意を向けられます。
基本的に全文を読むスタンスは変わりませんが、問題タイプによって注意の向けどころを変えると正解が選びやすくなりますので、まず最初に選択肢に目を向けるようにしましょう。
最低限のSVOCを見極める
Part5の英文を読み解くにあたっては、「パーツ」という単位で区切って考えると意味が捉えやすくなります。
特に最低限の情報として
- S(主語)
- V(動詞)
- O(目的語)
- C(補語)
に関しては、英文を読み解くうえで超重要なパーツとなります。
例えば先ほど紹介した例文で見てみましょう。
The purpose of the survey is to collect information from our customers in order to make our operations more efficient and reliable.
(この調査の目的は、我々の事業の効率と信頼を良くするためにお客様から情報を収集することです。)
上記の英文から、余分な情報を取り除いてSVOCだけを抜き取ると、以下のようになります。
The purpose is to collect information.(目的は情報を集めることです)
たったのこれだけです。めちゃくちゃシンプルな英文ですよね?
品詞ごとに整理すると、以下のように分解できます。
S(主語):The purpose(目的)
V(動詞):is(それは)
C(補語):to collect information(情報を集めること)
※今回の英文は第2文型の構成なので、SVCのみです(Oはない)
※厳密には「is」を「それは」とは訳しませんが、便宜上この形で説明します
実はこの英文の「コア」に当たるのは上記の要素だけで、そのほかの語はこの「コア」に対し情報を付加しているだけに過ぎません。
The purpose of the survey is to collect information from our customers in order to make our operations more efficient and reliable.
※赤いマーカーの部分が付加情報です
くどいようですがもう一度SVCに分解して、付加情報がどのように関係しているかを見てみます。
S(主語):The purpose of the survey(調査の目的)
V(動詞):is(それは)
C(補語):to collect information from our customers(私たちの顧客から情報を集めること)
副詞節:in order to make our operations more efficient and reliable.(我々の事業の効率と信頼を良くする)⇐文全体を修飾
こうして分解して見分けられるようになると、単語や単語の組み合わせがどのような役割を持っているのかを見通すことができますよね。
さてさて、今回出題されていた部分についてですが、空欄があったのは副詞節の中の一部でしたよね。
in order to make our operations more efficient and ( ).
(我々の事業の効率と〇〇を良くするために)
今回のケースで言えば、「副詞節」の中の意味だけ分かれば正解のためのヒントを見つけることができます。
このように、文の要素を最小単位まで分解して考えてみると、一つ一つの単語の役割や、どの単語に関連しているかが見えるようになりますね。
分解する際、中心となるのは必ずSVOCです
なので、TOEIC Part5の英文を読むときは常にSVOCを意識し、他の単語やフレーズがSVOCにどのように関わっているのかを分解しながら読むようにしましょう。
今回、説明がかなり長くなってしまいましたが、「SVOCを意識する」ことを心がけて練習問題をたくさん積めば、意識しなくてもSVOCが特定できるようになるので安心してください。
英語の語順そのままで英文を理解する
英語の語順のまま英文を読めるようになると、英語を早く読めるだけでなく、一度でパッと理解できるようになります。
ここでも、先ほどの例文で解説していきます。
The purpose of the survey is to collect information from our customers in order to make our operations more efficient and reliable.
上記の文を日本語訳すると「この調査の目的は、我々の事業の効率と信頼を良くするためにお客様から情報を収集することです。」になりますが、この訳し方はNGです。
なぜなら、日本語として意味が通じやすくなるように英文の順序をぐちゃぐちゃにしちゃっているからです。
上記の図のように、矢印がクロスしている数だけ英語の語順をぐちゃぐちゃにしています。
英文を英語の語順で理解すると、下記のような訳し方になります。
The purpose / of the survey / is / to collect information / from our customers / in order to make / our operations / more efficient and reliable.
この目的/この調査の/それは/情報を集めること/我々のお客様から/するために/我々の事業を/さらに効率で信頼
キレイな日本語ではないものの、言いたい事のニュアンスはある程度掴めますよね。
この訳し方が優れている点は、英語の語順のまま内容を理解できているということになります。
TOEICテストの最中は、キレイな日本語訳をする必要は全くありません。なるべく早く英文を読み、たくさんの情報を処理するためにも、英語の語順で英文を読み、理解するようにしましょう。
知らない単語があっても想像で推測する
TOEICテストを受ける時は、知らない、見たことのない単語に遭遇することは避けては通れません。
そんな時は、単語の雰囲気で勝手に意味を予想して無理やり英文の解釈をしましょう。
例文で説明します。
The office staff is encouraged to rely on e-mail and scheduling software ( ) we can conserve paper.
(A) not only
(B) on behalf of
(C) while
(D) so that
引用元:TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
上記例文で、青いアンダーラインを引いた「encouraged」と「conserve」が分からないと仮定します。
例えば「encouraged」の方ですが、
The office staff is 〇〇〇 to rely on e-mail and scheduling software
全スタッフは電子メールやスケジュール管理ソフトに頼ることを〇〇〇されている
とう部分だけを見た時に、〇〇〇に入りそうな意味をポジティブかネガティブかで考えてみます。
- 頼まれている
- 進められている
- 奨励されている
- 禁止されている
- 注意されている
なんとなく、ポジティブな意味の単語の方がシックリ来るような気がしますね。
次は「conserve」で見てみましょう。
we can conserve paper.
私たちは紙を〇〇〇できる。
- 保存する
- 購入する
- 節約する
- 捨てる
- 無駄遣い
- 使用禁止
こちらも、ポジティブな意味のどれかが入りそうな感じです。
こんな感じで、分からない単語に出くわした際は、ポジティブな意味かネガティブな意味かを単語の雰囲気から推測して、勝手に想像すればOKです。
想像が外れる可能性も十分にありますが、「単語が分からないから問題が解けない」と諦めてしまうよりは大分マシです。
※念のため先ほどの例文の和訳を載せておきます
The office staff is encouraged to rely on e-mail and scheduling software so that we can conserve paper.
職員は、紙を節約できるよう、メールとスケジュールソフトを利用するようにして下さい。
時間が来たら諦めて切り捨てる
考えても考えても答えがわからない問題は、残念ですが諦めて次の問題に移りましょう。
1問あたりにかけるタイムリミットを決めておき、時間になったらその問題は切り捨てます。
理由はシンプルで、分からない問題に60秒かけて悩むより、分かる問題を20秒で3問解いた方がスコアが伸びるからです。
とはいうものの、「もう少し考えれば分かるかもしれない問題を切り捨てるのは惜しい・・・」というように、もったいない精神が働くのも事実・・・
こればかりは、練習問題や模試を実践する中で「切り捨てるスキル」を磨いていくしかありません。
練習問題や模試なら、問題を切り捨てても「もったいない」と感じることは少ないですよね。
「損して得取れ」の精神はTOEICでも活かせます。タイムリミットになったら、勇気をもってその問題を諦めましょう。
以上がTOEIC Part5の解き方のコツになります。
テスト本番で使えるコツですが、練習問題の時点からこれらのコツを意識して練習を積んでいきましょう。
TOEIC Part5対策におすすめの教材
ここからは、TOEIC Part5のスコアアップ対策をするうえで必要不可欠な教材を紹介していきます。
(英文法基礎)総合実用英文法講座(旧分かる!解ける!英文法!)
TOEIC Part5を対策する上で、英文法知識の習得は避けて通れません。
ぼくの知る限り、英語初心者がTOEIC高得点を狙う際の英文法教材として、最も優れているのがこの総合実用英文法講座です。
一般的な書籍ではなくメール講座という形式を取っており、費用としては少し高めの設定となっています。
ただ、英文法についてここまで詳細に、分かりやすく、初心者に寄り添った教材は過去に見たことがなく、今まで英文法の勉強で挫折を味わってきた人でも間違いなく英文法の知識レベルを上げられるはずです。
「英文法の勉強は一発で仕上げたい。」という方にぜひおすすめの教材です。
(英文法基礎)Mr. Evine の中学英文法を修了するドリル
30レッスンで構成されており、順調にいけば一か月で修了できるので、計画的に学習を進めるのに適した一冊です。
1レッスンの単位がコンパクトなので、少ない時間でも無理なく学習できるのも嬉しいポイントですね。
他の教材にはあまりない「理論の理解」に重点を置いているので、理論を理解するのに苦労している人にとっては非常に役立つ教材です。
(英文法基礎)中1英語をおさらいして話せるようになる本
シンプルかつコンパクトな解説なので、内容を理解しやすく、中学英語のおさらいがスラスラ進みます。
文字でギチギチの文法書とは違い、読みやすいレイアウトになっているので、勉強が苦手な人にもとっつきやすい設計となっています。
「英語を話す練習」も兼ねていることから、練習問題も豊富に用意されています。英文法のおさらいとして反復練習をすれば、更に高い知識の定着が期待できますよ。
(練習問題)TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
「でる1000」の愛称でおなじみの、TOEIC Part5の練習問題を「千本ノック」のごとく解きまくる一冊。
著者のTEX加藤氏は、TOEICテストを120回以上受験し、990点越えを110回も達成するほどの実力の持ち主で、そのTEX加藤氏のエッセンスが詰まった超信頼性の高い問題集です。
内容としては、問題パターンごとに丁寧な解説が用意されており、解説が終わったら確認として、大量の練習問題を解かされます。後半は30問1セットの模試が13セットも用意されているので、地獄の反復練習を体験できます。
英語学習者やTOEIC受験者の界隈では有名すぎる一冊で、この「でる1000」を経てハイスコアを達成した人は多数。
画像引用元:Amazon
実はぼく自身も、この「でる1000」の練習問題を解きまくり、直後に受けたTOEICで925点を取ることができました。
(本番対策)公式TOEIC Listening & Reading 問題集
TOEICテスト本番前に、必ず1回(できれば2回)は公式問題集を使って模試を実施し、Part5の勉強の成果を確認しましょう。
理由は、いざテスト本番になって「せっかくPart5対策をみっちりやったのに、思ったほど実力を発揮できなかった」という後悔を未然に防ぐためです。
Part5の対策だけをしていると、頭は常に「Part5の準備はバッチリ」の状態になっていますが、他のパートへの準備ができていません。
その状態でリスニングやPart7など英語に触れても、準備ができていないため対処が追い付かず、ヘタするとボロボロの状態でTOEIC本番を終える可能性もあります。
実際ぼくは、Part5に意気込み過ぎてリスニングセクションで十分な集中をすることができませんでした。
他パートの対策は実施していないにしても、TOEIC本番前に全パートの最低限のチューニングをしておく必要はあります。
本番を想定した模試を1~2回は実践しておき、Part5もそれ以外のパートにも準備を整えておきましょう。
【まとめ】TOEIC Part5はコツを掴むと楽しいぞ!
今回は、TOEIC Part5を解くコツについて解説しました。
TOEIC600点以上を目指す人にとっては、Part5で狙い通りにスコアを取ることは重要ですし、そのためには英文法を習得しなければなりません。
英語学習者の中でも英文法を嫌う声はたくさんあります。でも、英文法を身に付けると本当にいいことしかないんです。
例えば今回のPart5の問題に関していえば、以下のようなことですね。
- 単語を知らなくても解答できる
- 英文を読むスピードがめちゃくちゃ速い
- 答えを見つけるスピードもめちゃくちゃ速い
- 自信・確信を持って答えを選べる
結論、問題を解くのが楽しくなります。
もちろん英文法知識が深くなってこれば、リスニングセクションや、TOEIC一番の難関のPart7の問題ですら高い点数を取れるようになります。
英語の理解力が上がってこれば、相乗効果で英語の勉強自体も楽しくなるので、英語力が伸びないわけがありませんね。
ぜひぜひ英文法を極めて、まずはTOEIC Part5の高得点を目指してください!
以上、今回の記事がお役に立ちましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。