【4つのコツで解説】TOEICで「塗り絵」を戦略的に活用してスコアアップを目指す!

【4つのコツで解説】TOEICで「塗り絵」を戦略的に活用してスコアアップを目指す!

こんにちは、さとうです。

当ブログでは、英語学習に役立つ情報をお届けしています。

  • 毎回のTOEICテストで必ず塗り絵して終わりになる
  • TOEIC本番で「塗り絵」って、そもそもアリなの?
  • TOEICテストで使える「塗り絵」のコツがあれば知りたい!

今回は上記のような、「TOEICで塗り絵」に関するコツを徹底的に解説します

「TOEICで塗り絵」というのは、マークシートをテキトーに塗りつぶして解答を埋める行為のことです。

ただ、テキトーとは言え「戦略的」に塗り絵を活用することは、スコアアップの可能性を高めるテクニックともなり得ます。

さとう
さとう

実際ぼく自身も、TOEICで「塗り絵」は活用していますが、それでもTOEIC925点を達成することができています。

TOEIC925点

今回はそんな、TOEICテストで使える「塗り絵について」

  • TOEICでは「塗り絵」が効果的な4つの理由
  • TOEICテストで「塗り絵」を効率的に活用する4つのコツ
  • そもそも「塗り絵」減らす方法

について具体的に解説していきます。

「TOEICでどうせ塗り絵に頼るなら、効率的に塗り絵したい!」と願う人は、ぜひ参考にして下さい。

TOEICでは「塗り絵」が効果的な4つの理由

TOEICでは「塗り絵」が効果的な4つの理由

実はTOEIC上級者も使っているテクニック

実は塗り絵は、TOEIC上級者もコッソリ使っているという事実をご存じでしょうか?

TOEIC上級者であっても、

  • リスニングでうっかり聞き逃してしまったり
  • リーディングで答えを2択まで絞ったけど、どうしてもどちらか選べない

と悩んでしまう場面があります。

そのような場合、躊躇なく塗り絵で乗り切るのが上級者です

リスニングの場合、聞き逃したら後から確認することはできません。リーディングでも、いつまでも考えていると他の問題が終わらなくなってしまいます。

TOEIC上級者はそうした場合の対処法として、塗り絵をテクニックとして活用しているのです。

初・中級者にとって上級者向けの問題は解けない

TOEICは、英語初級者も上級者もまったく同じ問題を解きます。

そのため、200問の中には初級者向けの簡単な問題もあれば、上級者向けの難しい問題も含まれます。

上級者向けの難しい問題を初級者が解けるハズもないので、やむを得ず塗りあになるのは仕方ないでしょう

なので、初級者や中級者が難しい問題を解けないのはOK。TOEICテストの性質も理解したうえで、レベルに応じた適度な塗り絵は必要です

時間管理を徹底するためにも塗り絵は有効

塗り絵を有効活用すると、時間管理の徹底に効果があります。

TOEICは全7パートで構成されており、各パートを所定の時間内に終わらせることがスコアアップのカギとなるからです。

具体的に言うと、各パートを所定の時間内に終わらせるためには、各パートで時間切れが近づいたら塗り絵をしてでもマークシートを全て埋める必要があります。

このように塗りを活用すれば、テスト最中の時間管理を徹底することができるのです。

「塗り絵」をするだけで25%もスコアを伸ばせる

実はTOEICテストでは、塗り絵をするだけで約25%もスコアを伸ばすことができます

というのも、TOEICテストでは4者択一(Part2のみ3者択一)のマークシート方式のため、テキトーに解答しても4分の1(25%)は正解になる可能性があるからです。

なので、分からない問題、時間切れで解ききれずに終わりそうな問題は、塗り絵をして少しでも「追加スコア」を目指しましょう

例えば、TOEIC500点(リスニング300点:リーディング200点)の場合で考えてみます。

まず、リスニングとリーディングの正答数を以下のように仮定します。

  • リスニング:正答60問=300点(概算)
  • リーディング:正答50問=200点(概算)

ということは、正答できなかった問題を塗り絵した場合、

  • リスニング:40問中25%まぐれで当たれば、10問正答が追加される
  • リーディング:50問中25%まぐれで当たれば、12問正答が追加される

上記の結果を元の500点に加算してみます。

  • リスニング:正答70問=360点(概算)
  • リーディング:正答62問=250点(概算)

合計:610点(110点スコアアップ)
※上記はあくまで理論上の算出であり、ここで示している結果を必ず得られるわけではありません

このように、分からない問題を塗り絵に頼るだけでもスコアが伸びる可能性があります

さとう
さとう

以上が、TOEICで「塗り絵」が効果的な4つの理由となります。

総じて、「TOEICでは塗り絵を戦略的に活用すべし」というのが結論です。

TOEICテストで「塗り絵」を効率的に活用する4つのコツ

TOEICテストで「塗り絵」を効率的に活用する4つのコツ

さて、ここからはTOEICの「塗り絵」というテクニックを効率的に活用するコツについて解説していきます。

内容は以下の通りです。

「塗り絵」を効率的に活用するコツ
  • マークシート専用の鉛筆を使う
  • 塗り絵の時間を確保しておく
  • 問題の難易度で対処法を分けておく(実力or塗り絵)
  • なるべく候補を少なくする

それでは順に見ていきましょう!

マークシート専用の鉛筆を使う

一番手っ取り早い方法は、マークシート専用のシャーペンを使うことです。

最大の特徴は1.3㎜という芯の太さで、一度に塗れる面積が広いので塗りつぶしの時間が劇的に短縮できます

仮に1問マークするのに2秒かけていたとすると、200問では400秒かけていることになります。

一方、1問あたり0.5秒程度であれば200問だと100秒で済むから、トータルで300秒もセーブできますよね

マークシート専用を使えば、それだけ塗り絵が効果的になります。

塗り絵の時間を確保しておく

タイミングを決めておくことも、効率的に塗り絵をするためのコツです

逆に塗り絵のタイミングを決めておかないと、ズルズルと後回しにしてしまい、気づいたときには「塗り絵をする時間もない!」という結果に終わってしまいます。

各パートごとに、パート終了時に解けなかった問題をバーっと塗りつぶすのが理想的ですが、それが難しければテスト終了3分前にまとめて塗る方法でも良いでしょう。

タイミングを決めておけば、忘れず躊躇なく塗り絵をすることができます

問題の難易度で対処法を分けておく(実力or塗り絵)

先述した通り、TOEICでは初級者向けの易しい問題から上級者向けの難しい問題まで、幅広く出題されます。

初級者がどんなに頑張って考えても、上級者向けの問題を解くことは難しく、更には無駄に時間を消費する羽目になってしまいます

なので、時間をセーブしつつ分かる問題を確実に解いていくためにも、「難しい問題はハナから塗り絵で対処する」と決めておくことも重要なコツの一つです。

さとう
さとう

例えばリスニングPart4の音声が「ぶっちゃけ何も聞き取れなかった」というような場合は、どんなに頭をひねっても正解を選ぶことは不可能となります。

そのような場合は潔く「塗り絵で対処する」とルール化しておくということです。

最初から諦めるのはダメですが、少し考えてみて「ちょっと難しそうだ」と判断したら迷わず塗り絵を選択しょう

なるべく候補を少なくする

塗り絵をする際は、選択肢の候補をなるべく少なくしておくと正答率を上げることができます

実際、選択肢を狭めることにより理論上の正答率は以下のように上がっていきます。

  • 4つのうちから1つ選ぶ:25%
  • 3つのうちから1つ選ぶ:33%
  • 2つのうちから1つ選ぶ:50%

なので、4つの選択肢の中から「明らかに間違い」の選択肢を2つでも見つけられれば、正答率を50%まで引き上げることができます

少しでも塗り絵候補を減らす努力をするだけで、正解の確率が上がりますね。

さとう
さとう

以上が塗り絵を効率的に活用するコツになります。

とはいえ本来大事なことは「いかに塗り絵を減らせるか」なので、その点について次の章で詳しく解説していきます。

そもそも「塗り絵を減らしたい!」を叶えるために

そもそも「塗り絵を減らしたい!」を叶えるために

これまで、TOEICテストで効果的に塗り絵をする方法を伝えてきましたが、できることなら塗り絵に頼りたくはないですよね。

なので、ここからは塗り絵を減らすための具体的な対策について紹介していきます。

「塗り絵」を減らすには解答スピードを上げるしかない

そもそもマークシートが塗り絵になってしまうのは、制限時間内に問題を解ききれないことが原因です。

なので、制限時間内に全ての問題を解くためには、解答のスピードを上げていくしかありません

解答のスピードを上げるには、

  • 英文を正確に聞き取るリスニング力
  • 英文を素早く理解する読解力

といった、英語基礎力の修得が必須です。

さらには各パートごとに個別対策を施すことで、より一層解答スピードを上げることが可能となります。

リスニングセクションで解答スピードを上げる方法

それでは、リスニングセクションで解答スピードを上げるテクニックを、パートごとに見ていきましょう。

Part1

写真を見て、もっとも適切な説明をしている選択肢を選ぶ問題です。

Part1では、各問題の音声が始まる前に写真の内容をざっと確認しておくことが極めて重要です

頻繁に出題される問題パターン
  • 女性がプリンターを使っている
  • 椅子が部屋の角に積まれている
  • 車が渋滞にはまっている
  • 道路が工事されている
  • 書類が机の上に置かれている

写真の中のキーポイントとなりそうな箇所を事前に確認しておき、「これだ!」と思える音声があればサッとマークしましょう。

また、このパートでは引っかけを誘う問題も毎回必ず出題されます。

引っかけを誘う似たような発音の単語
  • car / cart
  • coffee / copy
  • floor / flower
  • grass / glass
  • hold / fold
  • ride / write
  • right / light
  • train / rain
  • work / walk

なので、明らかに分かりやすすぎる単語が含まれる選択肢は、注意するか、選ばないようにする方が無難でしょう

そうすることで、選択肢を絞り込むことができます。

Part2

放送される質問(短い文章)に対し、最も適切に応答している答えを3つの選択肢の中から選ぶ問題です。

質問文が短いので、リスニングの負担が小さいメリットはありますが、一つでも単語を聞き逃すと答えがわからないというリスクも含んでいます

さとう
さとう

一瞬の気の緩みが致命傷となりかねません・・・

なので、このパートでは特に文頭の疑問詞に全集中して聞き取りましょう

例として、以下のパターンで見てみましょう。

(           )  will the meeting be held?

  1. Meeting room C
  2. At 3 P.M.
  3. We will be meeting our client.

もし文頭の疑問詞が「Where(どこで)」であれば「A」が正解となり、「When(いつ)」であれば「B」が正解となります。

上記のように、文頭の疑問詞を聞き逃してしまうと、その後の英文をいくら完璧に聞き取れたとしても正解を選ぶことができません

よって、Part2では何よりも文頭の疑問詞を集中して聞き取るように心がけましょう。

Part3

Part3では設問の「先読み」をして、放送文の内容を事前に推測することが重要なカギとなります

Part3の設問文を先読みするタイミングは以下の通り。

  • Part1のディレクション放送中
  • Part3のディレクション放送中
  • Part3の問題と問題の間(前の設問を放送中に次の設問を先読み)

設問を見ておくことで会話の中のキーポイントを推測できますので、答えに関わる部分を待ち伏せしながら聞き取ることができます。

「先読み」を使いこなせれば正しい正解を選べたり、正しい正解に近い選択肢に絞り込むことができるので、塗り絵の命中率も上がります。

Part4

Part4でもPart3同様に「先読み」が必須となります。

また、Part4では「設問の順番の通りに話の展開が進む」傾向があるので、順番を意識しながらリスニングをするのも解答のコツの1つです

設問の順番と放送文の流れはリンクしている
設問の順番は、おおむね放送文の流れとリンクしている

先読みと順番を意識したリスニングを取り入れれば、選択肢の絞り込みや正解の特定に非常に役立ちます。

リーディングセクションで解答スピードを上げる方法

続いてリーディングセクションで解答スピードを上げるテクニックを、パートごとに見ていきましょう。

Part5

Part5では、問題パターンごとの対処法をマスターすることで解答スピードを上げることができます

Part5の主な問題パターンは以下の通り。

Part5の主な問題パターン
  • 品詞問題
  • 語彙問題
  • 文法問題

特に品詞問題はPart5の約30%の割合で出題されるので、事前対策を十分に行っておけばテスト本番で最も成果が出やすいパターンです。

さとう
さとう

さらに品詞問題を極めると1問あたり5秒程度で解ける可能性も出てくるので、解答スピードを上げるための最有力候補となります。

Part5のコツは以下の記事で超詳しく解説していますので、参考にしていただければと思います。

Part6

Part6で素早く答えを見つけるコツは、頭から英文を読み進め、文脈を理解した上で解答する方法です

さとう
さとう

「頭から英文を読んでいくなんて、時間がかかるだろ!」と思われますが、色々検証した結果、この方法が「読み返し」もなく最もスムーズでした。

なお、Part6はPart5の問題形式と似ている部分もありますので、もちろんPart5の対策をすることでPart6の解答スピードを上げる効果も期待できます。

以下の記事で具体的なPart6対策を確認できますので、一度確認していただければと思います。

Part7

Part7はTOEICテスト全体の中でも最も難しいパートではありますが、冷静に見れば難易度の低い問題もいくつか含まれています

なので、とにかく解答スピードを上げるなら、まずは簡単に解けそうな問題を中心に解いていくのが一番簡単な方法と言えるでしょう

さとう
さとう

難しい問題は後に回し、簡単な問題が終わり次第考えるか、最後にまとめて塗り絵で対処すると決めておけば、テキパキとテストを進められます。

なお、小細工なしで「英文を速く読み、解答も速くなる方法が知りたい!」という方は「速読力」を身に付ける必要があります。

「速読力」マスターの方法は以下の記事で確認できますので、「正攻法で攻めたい!」「高得点を狙っている!」という方は参考にしてみてください。

以上が「塗り絵を減らす」戦略となります。

【まとめ】TOEIC解答テクニックを使いこなしてスコアを伸ばそう!

【まとめ】TOEIC解答テクニックを使いこなしてスコアを伸ばそう!

今回はTOEICで使える塗り絵のコツについて解説しました。

「塗り絵」は決して悪い事ではなく、TOEICスコアを伸ばす一つのテクニックとして有意義に活用していきましょう!

また、TOEIC本番で使えるもう一つのテクニックとして、「時間配分」についても理解・実践することをおすすめします。

時間配分を適正化するだけでもTOEICスコアアップの可能性が高まりますし、なにより「塗り絵」との相性も抜群です。

とはいえ、やはり本質的な英語力を上げないことには着実なスコアアップは難しいので、英語の基礎やパート別対策にもしっかりと力を入れていきましょう!

今回の記事が参考になりましたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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