【社会人向け】英文法は独学でマスターできる!|効果的な勉強ステップと重要性・レベルについても徹底解説

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英文法は、英語を扱う(読む、聞く、書く、話す)上でとても重要な知識で、英文法なくして英語を適切に使いこなすことは不可能です

特に大人の英語学習にとって英文法の習得はメリットがとても大きいので、本気で英語をマスターしたいと願うのであれば絶対に避けては通れません。

本記事では

  • 英文法の重要性
  • 英文法を習得するまでの期間や勉強方法
  • おすすめの英文法教材

について深堀して解説していきます。

実際に僕が英文法の勉強に真剣に取り組み、独学でTOEIC880点を獲得できた経験をベースに解説をしていますので、是非参考にしていただければと思います。

英文法の重要性【文法を勉強したら英語力が急成長しました】

英文法の重要性【文法を勉強したら英語力が急成長しました】
英文法はメリットだらけです

僕自身、昔は英文法は大の苦手だったのですが、英語上達の壁に直面し、その壁を乗り越えるために英文法の勉強に真剣に取り組んだところ、驚くほどのスピードで英語が上達していきました

ここでは英文法を勉強してから僕が経験した4つの大きな変化を踏まえ、英文法の重要性をお伝えしたいと思います。

TOEICスコアがすぐに100点upした

英文法に真面目に向き合い、勉強し始めてすぐに出た成果がTOEICスコアアップでした。

具体的にはパート5、6の正答率が格段に上がった事が直接の理由です。

英文法を勉強し始める前は常にパート5、6に対するニガテ意識を持っており、テストの時もいつも勘に頼るだけのヒドイ解き方でした。(当然その勘も頼りにならず、スコアはいつもヒドイものでした)

英文法を勉強し始めてからは英文を構造的に捉えるクセが付いていたので、問題文を読んだときに「この文には動詞が足りないぞ」とか、「主節と従属節をつなぐ役割の語が欠けているぞ」という判別が瞬時にできるようになっていたのです

なので、欠けているものを正しく補う単語を選べば自然と正解を選べるようになり、結果的に正解を量産できるようになりました。

勘に頼るだけの解き方から根拠を持った解き方に自分を変えることができたのは英文法知識のおかげです

TOEICパート7の英文がスラスラ読めるようになった

英文法知識が身に付くことにより英文の読み方が変わるので、英文を読むスピードや意味を取る正確性もグッと上がります

なぜなら、英文法知識があると一つ一つの単語ではなく、ある程度の単語のまとまりを一つのカタマリと捉えて読めるようになるからです。

ちょっとわかりにくいと思うので例文で説明しますね。(実際のTOEIC問題ではありませんが、近い英文を用意しました)

<サンプル文章>

Last Call for Locker Sign Up! If you are currently occupying a locker at the front or back of the plant, please make sure that you have signed up for the locker within the Human Resources Department. We will continue to audit each area over the next week to ensure that unassigned lockers are cleared out and not being utilized. If you are interested in using a locker, please record the number of the empty locker and come see your HR Team for sign up. We thank you in advance for your cooperation!

ロッカー登録への最後のお知らせです! 現在、工場の前方、または後方にあるロッカーを使用している場合は、人事部内でのロッカー登録がされていることを確認してください。人事部は来週も引き続き監査を行い、割り当てされていないロッカーは片付いており、使用されていないことを確認します。 ロッカーの使用に興味がある場合は、空のロッカーの番号を控え、人事部までお越しいただき登録の手続きをお願いします。皆さんのご協力に感謝いたします。

上記の文章を、英文法知識がある人とない人とでは読み方がどれくらい違うのか見てみましょう。

英文法知識がない場合と、英文法知識がある場合で読むスピードはかなり違う!
読むスピードの違いは一目瞭然

英文法知識がない場合、一つ一つの単語に丁寧に目を通して意味を取っていく読み方になり、当然時間もかかりますし全体の意味を理解する精度も低いです。

それに対して英文法知識があれば、いくつかの単語のカタマリを「ひとつの意味の集合体」として捉えることができるので、目を通す速度が格段に速くなります。

この読み方ができるようになると、TOEICパート7で設問文を読む時間が短くなり、早く英文の内容を読解できるので、正解できる問題も必然的に増えていきます

リスニングが以前に比べて格段に聞き取りやすくなった

英文法の効果はリスニングでも抜群に効果を発揮します。

一部の例外を除き、英語は基本天気に「主語→動詞→補語or目的語」の順番で話されます。ですので、英文を聞いている最中でも「次は動詞が来るな。どんな動作が行われたのかな?」と少しだけ予想しながらリスニングできますので、次に来る言葉がある程度推測でき、そのおかげで英文自体の理解がしやすくなります。

特に「主語」「動詞」「補語or目的語」に注意を向けて聞くことで、「誰が、何を、どうした」というリズムで英文が聞こえ、頭の中で情景を想像できるので、イメージが頭に残りやすいです

また、英文を構成する主要パーツに注意を向けつつ、脇役のパーツ(主に修飾語)にはあえて注意を向けないようにすることで、本当に聞き取らなければいけないパーツに集中できるようになります。

「とにかくすべての単語を聞き取らなければ!」とガムシャラに聞き取っていた頃のやり方に比べると、英文を聞いて内容を理解するスピードも正確性も桁違いに向上できました。

英語を話すのがめちゃくちゃ楽になった

最後は英語をしゃべる時の変化です。

昔は「言いたいことは頭の中に浮かんでるのに、どうやって英文を組み立てればいいのかさっぱりわからない・・・」と悩むばかりでしたが、英文法を身に付けたことにより英文の組み立て方を理論的に考えられるようになりました。

まず、英語の世界では「最初に主張を述べる」という習性があり、その代表格が5文型です。
「SV」、「SVC」、「SVO」、「SVOO」、「SVOC」、、、見ての通り、すべて「SV」で始まっています。「S」は主語で「V」は動詞になりますので、英文の出だしは概ね「誰が、何した」を作ることから始まります。

I bought a new nacket at the shopping mall last Saturday.

(この前の土曜日にアウトレットモールで新しい服を買ったんだ)

I saw a very cute cat yesterday.

(昨日すごいかわいいネコを見たよ)

I need to know when the meeting starts.

(ミーティングが始まる時間知っとかなきゃな)

My parents visited us last month.

(うちの両親が先月遊びに来たんです)

I will have lunch with my friens today.

(今日は友達と一緒にお昼ご飯食べに行くんだ)

上記の通り、日常生活でフツーに言いそうな言葉も「SV」から始めることでスムーズに切り出せますよね。

あとは必要に応じて後から情報を追加していけば、それっぽい英語はいくらでも話せるようになります。

コレらはあくまで一例の紹介なのですが、このように英文法の一つのルールである「SVから始める」というパターンが身についていれば、瞬発的に英文を作り出し、声に出して発言できるようになります。

もちろんもっとたくさんの英文法を身につければ更にバリエーション豊富な表現ができるようになりますので、英語を話す能力は自ずと上達していきます。

そうなると英語を話すことがどんどん楽しくなってきますよ

【結論】大人の英語学習は英文法をやるとめちゃ早い

以上、この章では英文法の重要性について解説しました。

この章を簡単にまとめると、「英文法を身に付けると英語の習得がめちゃくちゃ早くなるから、絶対にやっておいた方がいい」ということになります。

大人の英語学習はできるだけ短期で成果を出していきたいので、無駄に時間を費やし遠回りをしているヒマはありません。

大人は理論的に物事を考える能力に優れていますので、英語習得に関しても理論で英語を解釈できるよう、英文法の知識を身に付けるのは超効率的です

どの程度の英文法知識が求められる?

どの程度の英文法知識が求められる?
意外とそんなに多くないです

日常会話、ビジネスシーンでも中学英文法を極めれば十分

英語を使う目的が日常会話であろうとビジネスであろうと、まずは中学英文法をしっかりと身に付けておけば十分です

ここで、ある面白いデータを見つけましたのでシェアしたいと思います。

引用元:2021 Report on Test Takers Worldwide: TOEIC Listening and Reading Test

上記の調査によると、「英語でのコミュニケーションにおいて苦労しているか?」という問いに対し「あまりない(要するにあまり苦労していない)」と回答した人のTOEICスコアが635点だったそうです。

すなわち、TOEICで635点以上取れれば英語でのコミュニケーションには困らないということが言えます。

そして、TOEIC600点クラスであれば中学英文法をある程度理解していれば十分に獲得できる点数です。

TOEIC、英検で高いレベルを目指すなら中学英文法+αを身に付ける

英語を学習する目的がTOEICや英検などの資格・検定で、なおかつ高いレベルを求める場合は、中学英文法より若干上のレベルを目指す必要があります。

例えば、分詞構文、倒置、前置詞と関係代名詞、動詞の中でも自動詞と他動詞の区別、句動詞などなど。

目指す目標が高ければ高いほど英文法の難易度も上がっていきますので、必要に応じて英文法知識を追加していきましょう。

英文法習得までの勉強時間の目安

英文法習得までの勉強時間の目安
短期で仕上げるのが正解

本気を出せば2カ月で英文法はマスターできる

僕の経験ですと、自分が満足できる程度の英文法知識は2カ月で達成することができました。

方法としてはまず中学英文法の内容を一通り復習し、一旦知識が身に付いたと思える状態で色々な練習問題にチャレンジし理解度を深めていったという流れです。

英文法だけを学習している時はあまり理解できていなくても、たくさんの例文や練習問題に触れ、文法的に英文を解釈しようと努力を続けていると徐々に理解が深まります。

1ヶ月あれば中学英文法の学び直しは完了できるはずですので、もう1ヶ月で練習問題に取り組み、知識を定着させるイメージです。

英文法の習得は短期で仕上げた方がいい

英文法の習得は短期で仕上げた方が良く、時間をかけてしまうと理解度が浅くなったり、なかなか英文法が頭に入らなかったりという弊害が起こります。

なぜなら、英文法は学んだ知識をどんどん組み合わせることで応用力がついてきますので、時間が空いて以前に学んだことを忘れてしまうと応用が効かなくなり前に進めなくなるからです。

英文法の習得は短期間で仕上げた方がいいですよ
英文が徐々に発展していくイメージ

このように、以前学習した文法を発展させたり応用したりする場面が多いので、学んだ内容が記憶に残っているうちに次の文法に取り掛かってしまった理解度が早くなります。

「鉄は熱いうちに打て」ということわざの通り、色んな文法が頭に溜まった状態を維持しつつ新しい英文法を取り入れるスタイルが最も記憶に定着しやすいです

加えて、英文法の学習は結構地味な作業ですので、あまり時間をかけすぎるとモチベーションの維持ができず、挫折してしまう可能性もあります。英文法を勉強し始めたら、気合を入れて短い時間でパパパッと終わらせるよう心掛けて取り組んだ方が良いでしょう

独学でできる英文法4ステップ勉強法

独学でできる英文法4ステップ勉強法
計画を立てて、コツコツやりましょう

それではここからは、実際に英文法をマスターするための勉強法について解説していきます。

まずは目標設定

まずはどこまでのレベルを目指すのかを決めておきましょう。

例えばTOEICのスコアを上げることを目標としている場合、英文法の知識を身に付けるだけでは不十分で、身に付けた知識がテストで通用するまで対策することが必要です。

TOEICで文法力を試したいのであればパート5、6の出来栄えで判断するのが適していますので、「TOEIC模試のパート5、6で正答率80%以上獲得するまで」と目標設定すると良いでしょう。

英会話力を上げるための英文法習得であれば、瞬間英作文がどれくらいできるかを評価するのがおすすめです。

その場合は「中学英文法のテキストを完了し、瞬間英作文の本一冊分を完全コピーできるまで」とすると良いです。瞬間英作文ができるようになれば「言いたいことがあるのに英語が出てこない」という悩みはほぼ解消されます。

教材を用意し、学習の計画を立てる

目標が決まったら、次に行うのは

  • 教材の準備
  • 学習の計画

の2点です。

おすすめ教材については後ほどの章で解説させていただきますが、教材を選んだら内容を確認し、どれくらいのペースで学習を進めていけば目標とする期間内に教材が終わるかシミュレーションしておきます。

単純計算になりますが、200ページの教材であれば1日10ページ進めることで20日間でクリアできることになります。

教材のボリュームや使える時間を考慮し、実現可能な学習計画を立てておきましょう。

英文法を一通りインプットする

教材が準備でき、学習の計画も立てたら早速勉強を始めていきましょう。

まずは中学英文法を一通りザーッと復習していきます。

見覚えのあるものや全く思い出せないものなどたくさんあると思いますが、あまり細かいことにはこだわらず、ひとまず購入した教材を一周終わらせることを優先して勉強していきましょう。

じっくり勉強したい気持ちが出てくるかもしれませんが、時間をかけすぎると計画に遅れが生じてしまいますので、あまり計画から逸脱し過ぎない程度に調整しながら進めていきます。

問題集等を使って理解を深める

中学英文法のおさらいが終わったら、今度は問題集を使ってどれくらい英文法を理解できているか確認しましょう。

英文法を教える教材とは違い、問題集の方は記載されている英文のレベルがグッと高くなっています。難しい単語が使われる場合も多いので、最初は少し苦労するかもしれません。

単語の意味を調べて語彙力も高めつつ、問題集の解説にもしっかりと目を通して、文法的・構造的に英文が理解できるまで根気よく取り組んでいきましょう。

色々な練習問題に取り組む過程で自分が苦手とする文法が見えてきますので、英文法教材で細かいニュアンスを再確認をするなどして、しっかりと克服しておくことが大切です

【厳選】英文法の独学にオススメの4つの教材

【厳選】英文法の独学にオススメの4つの教材
「必ず1冊やりきる!」と心に決めましょう

ここでは英文法の勉強に役立つおすすめ教材を4つ紹介します。

どれも初心者向けの教材となっていますので、英文法の自信のない人でも無理なく学習できるものばかりです。

総合実用英文法講座

  • TOEICスコアアップに直結するよう設計されている
  • やさしい言葉で丁寧に解説してくれるので初心者でも超わかりやすい
  • 延べ10,000名以上が参加している人気の教材
  • 一つ一つの文法項目の説明が充実していて、読み終わった時に疑問が浮かばないくらい理解できている
【本音レビュー】「総合実用英文法講座」の魅力を徹底解説します

ゼロからの英語やり直し教室



  • 「総合実用英文法講座」よりさらに初心者向けに作られた教材
  • 英文法”超”初心者向けに設計されている
  • 名詞の基本から現在完了形、従属接続詞など、初心者卒業するに十分な範囲を網羅

中1英語をおさらいして話せるようになる本シリーズ

  • シンプルでコンパクトな解説なので内容がわかりやすく、中学英語のおさらいがスラスラ進む
  • 文字でギチギチの文法書とは違い、読みやすいレイアウトになっているので勉強にとっつきやすい
  • 練習問題が豊富なので、英文法をおさらいしながら英語を話す練習もできる

Mr. Evineの中学英文法を修了するドリル

  • 30レッスンで構成されているので、学習計画が立てやすい
  • 1レッスンの単位がコンパクトなので、少ない時間でも無理なく学習できる
  • 他の教材にはあまりない「理論の理解」に重点を置いているので、理論を理解するのに苦労している人にとっては非常に役立つ教材

【まとめ】英文法がわかれば英語の世界が一気に広がる

【まとめ】英文法がわかれば英語の世界が一気に広がる
マジで、世界が身近に感じます

今回の記事では英文法の重要性から学習のスケジュール、おすすめの教材について解説しました。

何度もお伝えしていますが、英文法ができると英語上達のスピードが上がります

英語が上達すればするほど英語を理解したり、英語を話す力も上達していきますので、結果的に外国人と意思疎通できることがどんどん楽しくなっていきます。

自分とは違った国、文化で育ってきた人とのコミュニケーションは学ぶことが本当に多く、日本人同士では得られないような発見や感動に満ち溢れています。

英文法ができるとネイティブとの会話も心行くまで楽しめますよ
カナダのメンバーと日本で再会!(右端が僕です)

あなたにも是非そんな貴重な体験や感動を早く味わってほしいので、今回ご紹介しました勉強法を試してみて、英語力に磨きをかけてくださいね。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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