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- TOEICの文法問題が全く解けない
- 英文法の問題集をやっていても、解説が理解できない
- 言いたいことがあるのに、英語で組み立てることができない
以上のような、「英文法が全く分からない」という悩みを解決していきます。
✔この記事の内容
- 「英文法が全く分からない」と感じる主な3つの原因
- 「英文法が少しは分かる!」に成長する3ステップ
- 英文法知識をさらに発展させるための4ステップ勉強法
僕自身、独学での英語の勉強をコツコツ続けた結果、TOEICは最高925点を取得できました。
「英文法が全くわからない」と悩む人は、そもそも「品詞」と「5文型」の知識が不足している可能性がかなり高いです。
そのため今回の記事では、「品詞」と「5文型」についてトコトン簡単に解説しましたので、英文法が苦手な人でも理解しやすい内容となっています。
「英文法はホントにわからない・・・」という人も、この記事を読むことで英文法に少し自信を持つことができます。
苦手な英文法を克服し、さらなる英語力の向上を目指してください。
「英文法が全く分からない」と感じる主な原因3つ
「英文法が全く分からない」と感じてしまう人にとって、具体的に英文法の何が分かっていないのか、その原因を解明します。
✔英文法が全く分からない主な原因
- 品詞を分かっていない
- 5文型を知らない
- 文法用語が難しすぎる
上記の内容を一つ一つ「分かる」ようにしていけば、英文法の力はかなり上がります。
それでは順に解説していきます。
品詞を分かっていない
「品詞」を正しく理解していない、覚えていないと英文法を学ぶのは難しいでしょう。
品詞とは・・・単語を「機能」ごとに分類した際のカテゴリーの名称
✔代表的な品詞の例
- 名詞:人やものの名前(Mike, apple, computer, car, house)
- 動詞:動作や状態を表す単語(play, go, eat, look, take, have)
- 形容詞:名詞を修飾する単語(big, clean, tall, beautiful, smart)
- 副詞:名詞以外を修飾する単語(very, usually, loudly, just, really)
※上記はほんの一例で、この他にも品詞はたくさんあります
例えば「形容詞」の機能として「名詞を修飾する」とありますので、以下のように機能を果たすことができます。
delicious apple(おいしいリンゴ)
さらに、「副詞」は名詞以外を修飾できるので、上記の「delicious(おいしい:形容詞)」を修飾できます。
surprisingly delicious apple(おどろくほどおいしいリンゴ)
このように、英語は「品詞」という機能をベースに並べることで正しく理解できたり、正しく伝えられるようになります。
なお、品詞を理解すると、TOEIC問題も簡単に解くことができます。
Roux Corporation conducted an ( ) analysis on its new product by surveying its customers.
(A) extend
引用元:TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
(B) extensive
(C) extensively
(C) extension
この問題の場合、まず注目すべきなのは空欄の後ろに「analysis(分析:名詞)」がある事です。
名詞を修飾するのは形容詞なので、選択肢の中の形容詞を選べば正解できます。
(A) extend:延長する(動詞)
(B) extensive:詳細な(形容詞)
(C) extensively:広範囲に(副詞)
(C) extension:延長(名詞)
選択肢(B)を選べば「extensive analysisi(詳細な分析)」という正しい語句の並びを作ることができますね。
このように品詞を正しく理解することは、英文法を学ぶステップの第一歩となりますので非常に重要です。
5文型を知らない
英語には「単語をこの順番で並べて下さい」という、並べ方のルールがあります。
例えば、
I like musicと並べれば「私は音楽が好きです」となりますが、
I music likeと並べると、意味が通じない文になることは感覚的に分かりますよね。
このように、英語には単語を並べる順番にルールがあり、最も基本となるのが「5文型」と呼ばれる5つの型になります。
✔5文型
第1文型:SV(例:I laughed)
第2文型:SVC(例:I am happy)
第3文型:SVO(例:I play a videogame)
第4文型:SVOO(例:I gave her a flower)
第5文型:SVOC(例:I keep my room clean)
※補足
S:主語・・・主語になれるのは名詞
V:動詞・・・動詞になれるのは動詞
O:目的語・・・目的語になれるのは名詞
C:補語・・・補語になれるのは名詞か形容詞
上記のように「S」と「V」と「O」と「C」を5文型に従って並べることにより、正しい英文が完成します。
逆に言うと、5文型を知らなかったり正しく理解していないと、英文を正確に読むことも話すこともできなくなってしまいます。
ちなみに、TOEIC問題のような一見難しそうに見える英文も、5文型のルールに従って作られています。
<例1>
The Oakshore region attracts large numbers of young professionals.(Oarkshore地区は、多数の若い専門家たちを引き付けます。)
S: The Oakshore region
V: attracts
O: large numbers of young professionals
<例2>
Nuts from Quintana Orchards can be a rich source of vitamins and minerals for a nutritious diet.(Quintana果樹園のナッツは、栄養に富んだ食事のためのビタミンとミネラルの豊富な供給源になり得ます。)
S: Nuts from Quintana Orchards
V: can be
C: a rich source of vitamins and minerals for a nutritious diet
引用元:公式TOEIC Listening & Reading 問題集2
5文型を覚えると、TOEIC問題に強くなります。
文法用語が難しすぎる
英文法の文法用語が難しすぎるために、理解が追い付かず「英文法が分からない!」と感じてしまうケースが多いです。
たとえば、中学で習う範囲の英文法だけを見ても、難しそうな文法用語はたくさんあります。
✔中学で習う主な英文法一覧
- 名詞
- 代名詞
- 形容詞
- 動詞
- 副詞
- 動名詞
- 接続詞(等位接続詞、従属接続詞)
- 不定詞
- 助動詞
- 分詞
- 比較
- 受動態
- 過去形
- 現在進行形
- 完了形(現在、過去、未来)
上記を見てわかる通り、英文法のルールは細かく分類するとたくさんの数があり、それぞれに難しい名前がついています。
英文法が苦手な人にとって、「意味不明」な文法用語を見るだけでもかなりのストレスですよね(僕も昔はそうでした)
このように、文法用語が難しすぎて、「英文法が全くわからない」と感じてしまう大きな原因の一つです。
「英文法が少しは分かる!」に成長する3ステップ
「品詞」と「5文型」を少し勉強すれば、英文法は少し分かるようになります。
先述した通り、「英文法が全くわからない!」という人は、
- 品詞の理解
- 5文型の理解
- 文法用語に対する理解
に欠けていることが原因でした。
その中でもここからは、「品詞」「5文型」についてもう少し詳しく解説していきます。
基本的な品詞を理解しよう
まずは品詞から、超基本的な品詞4つに絞って解説していきます。
今回取り扱う4つの品詞は以下の通りです。
- 名詞
- 動詞
- 形容詞
- 副詞
たった4つだけなので、ここでしっかり覚えて行ってくださいね。
名詞とは「人や物の名前」を表す単語です。
例:Mike, apple, computer, car, house
名詞において重要な以下の2つを覚えておきましょう。
✓名詞には「可算名詞」と「不可算名詞がある」
- 可算名詞:一つ、二つと数えられるもの(pen, book, desk, banana, shirtなど)
- 不可算名詞:一つ、二つと数えられないもの(water, time, work, money, adviceなど)
なお、可算名詞の場合は複数の場合と単数の場合で少し表現を変える必要があります。
✓単数の場合と複数の場合の変化(appleで解説)
- 単数:a apple→単語そのものは元のままで、単語の前に「a(冠詞)」を付ける
- 複数:apples→単語の語尾に「s」を付けて、複数形であることを表す
動詞には、「~は〇〇する」を表す一般動詞と、「~は〇〇である」を表すbe動詞の2パターンがあります。
一般動詞の例:play, go, eat, look, take, have
be動詞の例:is, am, are
動詞は、話の内容が現在であれば「原形(元の形」に、過去の話であれば「過去形」に変化します。
✓現在と過去の動詞の変化
原形 | 過去形 |
play | played |
listen | listened |
eat | ate |
write | wrote |
be | was |
形容詞とは、主語の状態を表したり、名詞を修飾する語になります。
形容詞:big, clean, tall, beautiful, smart
主語の状態を表す使い方:I am smart
名詞を修飾する使い方:I saw a beautiful painting
副詞は、名詞以外を修飾することができます。
例:very, usually, loudly, just, really
I am very smart(形容詞smartを修飾)
I recently saw a beautiful painting(文全体を修飾)
以上が代表的な4つの品詞の説明となります。次は、これらの品詞をどのように配置すると正しい文章が作れるのかについての説明に移ります。
5文型を理解しよう
先ほど説明した「品詞」は、文章を構成するためのいわゆる「パーツ」になります。
これから解説する「5文型」のルールに従いパーツを配置することで、正しい英文を作ることができます。
5文型の配置を知るために必要な、S、V、O、Cについてサクッと確認しておきましょう。
✓5文型に必要な役割一覧
- Sは主語(名詞)
- Vは動詞(動詞)
- Oは目的語(名詞)
- Cは補語(名詞か動詞)
これだけを見てもピンと来ないかもしれませんが、5文型の解説を一つ一つ見て頂ければ徐々に理解できるようになってきます。
もっともシンプルな文型で、「SはVする」という意味になります。
例:I smiled.(私は微笑みました)
主にbe動詞を使う文型で、「SはCです(VがSとCを繋ぐ)」という意味になります。
C(補語)には名詞と形容詞のいずれかが入ります。
例:
名詞が入るパターン:I am a student. (私は学生です)
形容詞が入るパターン:I am happy.(私は嬉しいです)
シンプルに動作の内容を表現する文型で、「SはOをVする」という意味になります。
例:I play soccer.(私はサッカーをプレイする)
目的語が2つになり、「SはOにOをVする」という意味になります。
例:I gave him my pen.(私は彼にペンをあげた)
少し難しい文型になりますが、「SはOをCにVする」という意味になります。
例:
I keep my room clean.(私は部屋をキレイに保つ)
I named my dog Taro.(私は自分の犬をタロウと名付けた)
確認テストをしてみよう
さて、これまで「品詞」と「5文型」の解説を読んでもらいましたので、どれくらい理解できているか一度確認をしてみましょう。
以下の4つの文章には空欄がありますので、選択肢のどの単語が入るのか考えてみてください。
✓問題
問題1:She ( )beautiful.
問題2:He saw( ).
問題3:My brother( )me a picture.
問題4:I call my dog( ).
選択肢:Boss, a big car, is, showed
✓解答と解説
- 問題1:
- 「彼女」と「美しい」の間に空欄があるので、「彼女は美しい」という文が作れそうですね。「~は〇〇です」を表すのは第2文型なので、空欄にはbe動詞が入ります。正解は「is」です。
- 問題2:
- 「彼」「見た」の後に空欄があるので、「何を見たのか」という意味の目的語が必要ですね。「主語+動詞+目的語」は第3文型なので、空欄には目的語が入ります。文の意味から考えて、正解は「a big car」です。※「Boss」も名詞なので文法上は正解に見えますが、人物を特定するには「a boss」の形でなければいけないため、ここでは正解となりません
- 問題3:
- 「私の兄」「私」「写真」と名詞ばかりが並んでいますので、この文章には動詞を入れてあげる必要があることがわかります。空欄の後に名詞が2つ並んでいる事からも、この文が第4文型であることがわかりますね。正解は「showed」になります。
- 問題4:
- 「私」「呼ぶ」「自分の犬」の後に空欄があるので、「何と呼んでいるのか=名前」を特定する言葉が必要ですね。名前ということは名詞を入れる必要があるので、文意から考えて正解は「Boss」となります。
「英文法が少しわかる」の状態になれましたか?
以上で最低限の英文法知識を付けるための「品詞」と「5文型」のレクチャーは修了です。
今までは英文法が「得体の知れないモノ」のように見えていたのが、少しだけ実体が見えてきたのではないでしょうか?
今回は今回は分かりやすさを重視したこともあり、細かい文法ルールをかなり省いています。
まずは「英文法が少しわかる」を体感してもらえたら、次のステップとして更に深い英文法知識を身につけるステージへと進めていきましょう。
英文法知識をさらに発展させるための4ステップ勉強法
英文法の基礎の基礎が少しわかったら、早速さらに英文法知識を発展させましょう!
具体的な勉強法は、以下の4ステップとなります。
✓英文法知識を発展させる4ステップ勉強法
- 教材を用意する
- 一通りの文法項目を勉強する
- 英文法ドリルで一通り学んだ文法項目を確認する
- 目的に応じて身につけた英文法知識を深化させる
- (パターン1)英文の構成を考えながら色々な英文を読み込む
- (パターン2)TOEICの文法問題集で知識を深める
- (パターン3)英作文に取り組む
それでは順に解説していきます。
まずは教材を用意することから始めましょう。
自分のレベル(初級、中級、学び直し)や、目的(TOEIC対策、英会話)に応じて適切な教材を選びます。
まずは教材の中で取り扱われている英文法に一通り目を通し、ざっくりと英文法のイメージを掴みましょう。
この段階では、一つ一つの文法項目を完全に覚える必要はありません。
「広く浅く」で構いませんので、文法用語とその使い方をフワッと頭に入れておきましょう。
英文法ドリルなどの練習問題を通して、ざっくり学んだ英文法の理解を深めていきましょう。
わからない文法が出てきたら1つ目の教材で文法の内容を確認しながら、練習問題を通して英文法の知識を深めていきます。
ここから先は、英文法を学んだ先の目的に応じて英文法知識をさらに深めていきます。
(パターン1)英文の構成を考えながら色々な英文を読み込む
総合的な英語力を上げたい人向け。
英語ニュース、プレゼンテーション、簡単な読み物など、ある程度ボリュームのある英文を選び、文章の構成と英文法との関連を考えながら英文を読むトレーニングをします。
(パターン2)TOEICの文法問題集で知識を深める
TOEICスコアを上げたい人向け。
TOEICパート5の問題集を使い、繰り返し問題を解くことで「考えなくても文法が分かる」状態を目指します。
(パターン3)英作文に取り組む
英語を話せるようになりたい人向け。
瞬間英作文で基本的な英文の組立て方を学びつつ、日記やジャーナルを書くことでアウトプット中心のトレーニングを行っていきます。
上記のステップを踏むことで、英文法は必ずマスターすることができます。
「英文法が全く分からない」人が手に取るべき、初心者向けのおすすめ教材
世の中には膨大な量の英文法教材、参考書、問題集がありますが、ここでは特に英文法が苦手な方でも取り組みやすい教材を紹介します。
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- TOEICスコアアップに直結するよう設計されている
- やさしい言葉で丁寧に解説してくれるので初心者でも超わかりやすい
- 延べ10,000名以上が参加している人気の教材
- 一つ一つの文法項目の説明が充実していて、読み終わった時に疑問が浮かばないくらい理解できている
英語基礎講座NewBeginning
- 「分かる!解ける!英文法!」よりさらに初心者向けに作られた教材
- 英文法”超”初心者向けに設計されている
- 名詞の基本から現在完了形、従属接続詞など、初心者卒業するに十分な範囲を網羅
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- シンプルでコンパクトな解説なので内容がわかりやすく、中学英語のおさらいがスラスラ進む
- 文字でギチギチの文法書とは違い、読みやすいレイアウトになっているので勉強にとっつきやすい
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【まとめ】英文法が分かるようになると、英語力が飛躍的に伸びる
今回は「英文法が全くわからない」という人に向けて英文法の基礎の基礎をお伝えしました。
<図を挿入>
英文法は、簡単な基礎から始め、徐々にレベルアップをしていくことで確実にマスターできるようになります。
ちなみに英文法をマスターすると、以下のようなメリットがあります。
✔英文法をマスターするメリット
- TOEICスコアが上がる
- 英会話で、自分の言いたいことが簡単に言えるようになる
- 相手の英語も理解できるようになる
英語を勉強する目的が何であれ、必ず「英文法をやっておいて良かった」と思えるはずです。
目指す目標に向けて、コツコツと実力を上げていきましょう。
今回の記事が参考になりましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。