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- 英語が上手く話せるようになるには何をしたらいいの?
- 英語の音読が効果的と聞いたけど、本当なの?
- 音読に効果があるなら、実践してみたい!
今回は、上記のような疑問を解決したいと思います。
✔この記事の内容
- 音読をすることで得られる5つの効果
- 効果的な音読のやり方とコツ
- 音読におすすめの教材
音読を行うと、英語を理解したり英語を話すスキルが飛躍的に向上します。
僕自身、カナダ駐在時代にも意識的に音読を行うようにしており、カナダ人から「英語が上手い」「発音がキレイ」と褒めてもらえたのは、音読による効果がかなり高かった印象です。
音読は最強とも言えるトレーニングの一種ですが、いくつかのコツを理解しておくことでさらに効率的に英語力を伸ばせますよ。
今回の記事では、前半で音読の効果ややり方を解説し、後半では効果的に実践するコツやオススメの教材を紹介していきます。
記事を読めば今日からスグに音読が始められる内容となっています!
英語の音読とは?
音読とは、英語力向上のトレーニングの一種で、英文を声に出して読み上げるトレーニングのことです。
逆に、声に出さずに英文を読むことを「黙読」といいます。
他のトレーニングとの違い
音読の他に似たようなトレーニングがいくつかありますので、参考程度に確認しておきましょう。
音読は、他のトレーニングに比べて簡単に始められるので、最も初心者向けと言えます。
どのトレーニングが良いというわけではなく、実力に応じてトレーニングの種類を使い分けることで効率的に英語力アップを狙えます。
英語の音読ってどんないい事がある?初心者にうれしい5つの効果を徹底解説
音読をすると英語を話すのがめちゃくちゃ上手くなります。
具体的にどんな効果があるから英語力が上がるのか、5つに分解して解説しますね。
- 英文を読むスピードが速くなる
- 英文の内容理解が深まる
- 英語の発音が上手くなる
- 英語のリズム・イントネーションが身につく
- 今までより英語がクリアに聞き取れる
それでは順に解説していきます。
英文を読むスピードが速くなる
音読を実践すると、英文を読むスピードが断然速くなります。
そもそも日本人が英文を読むスピードが遅い原因は、「返り読み」をするクセがあるからです。
返り読みとは:
文章の後半を読んでから、前半に戻ってきて意味をつなげる読み方
音読の際は声に出して英文を読み上げるので、英文が書かれている順序で読み上げ、理解する必要があります。
逆に言えば「返り読み」ができなくなり、慣れてくると返り読みをしなくても英文が読めるようになるので、結果的に英文を読むスピードが速くなります。
英文の内容理解が深まる
音読を実践すると英文の内容理解が深まる効果があり、その理由の一つは「意味のカタマリを意識した読み方」ができるようになるからです。
例えば、以下の一文で見てみましょう。
I’ll send out an email with an example so you can see exactly what information to include in your report.
TOEIC公式問題集より引用
この英文を読む際に、「私は、送ります、電子メールを、一緒に、例を、、、」と読んでいると時間がかかり過ぎてしまいます。
カタマリを意識した読み方では、以下のようになります。
I’ll send out an email / with an example / so you can see exactly / what information to include / in your report.
「メールを送ります、例を添えて、あなたが確認できるように、どんな情報を含めるか、報告書の中に」
音読の際は頭から英文を読む過程で、「ここからここまでが意味のカタマリ」という区切りがなんとなく見えてくるようになります。
カタマリを意識することでブロックごとの意味理解が容易になり、全体を通して内容の理解が深まります。
英語の発音が上手くなる
音読では自らの声で英文を読み上げるので、当然英語の発音も上手くなります。
お手本の音声を聞き、上手く発音できない個所は何度も音声を確認し、実際に自分でも発音を真似る作業をするので、この繰り返しによりどんどん発音が上手くなります。
日本人は比較的「カタカナ英語」を話してしまう人が多いですが、カタカナ英語はネイティブに伝わりにくいケースが多いですし、そもそもカッコよくないです。
どうせ英語を話すなら、カッコいい発音で話したいですよね?ぜひ音読でキレイな発音を手に入れましょう。
英語のリズム・イントネーションが身に付く
英語はリズムやイントネーションをめちゃくちゃ重要視する言語です。
なので、音読でしっかりとお手本音声をマネしながら発音を練習することで、英語独特のリズムやイントネーションを身に付けることが極めて重要です。
簡単な単語や英文であっても、リズムやイントネーションを意識するかしないかで発音の上手さは大きな違いが出ます。
音読ではリズムやイントネーションにも意識を向けて読み上げをすることで、ネイティブのように流暢な英語の発音ができるようになりますよ。
今までより英語がクリアに聞き取れるようになる
意外かもしれませんが、音読にはリスニングを上達させる効果もあります。
これは、自分で発音できる音は自動的に聞き取りもできるようになるからです。
例えば「enthusiastic(熱心な)」という単語で見てみましょう。
この単語自体を知らなければ、当然正しい発音もわかりません。なので、突然「enthusiastic」という発音を耳にしても単語をイメージすることはできませんね。
しかし、この単語を知っており、さらに自分でも発音できるのであれば、音を聞いただけで単語をイメージできます。
「知らない」より「知っている」の方がもちろん有利ですが、「知っている」より「できる」の方がもっと有利です。
音読で「発音できる音」を増やすことは、リスニングに対しても大きな効果が得られます。
【初心者向け】英語音読のやり方
それでは早速音読を始めていきましょう!
音読を実践するステップは以下の通りです。
- 教材を用意する
- 英文全体の内容をチェックする
- お手本音声を聞いて発音を確認する
- 声に出して英文を読み上げる
それでは順に解説していきます。
1.教材を用意する
まずは音読をするための教材を用意しましょう。
英文であれば何でも教材にできるのが音読のメリットではありますが、初心者の場合は市販のテキストを使うことをおすすめします。
- 自分のレベルに合った教材を選びやすい
- 教材によっては単語やフレーズの説明が丁寧に解説されている
- 基本的にプロのナレーターによるお手本音声が付属されている
プロのナレーターではない音源(プレゼンテーションや映画、ドラマなど)は、その人の話し方のクセが強く出る傾向があるので、注意が必要です。
まずは英語の「標準語」で基本の発音を身に付けるようにしましょう。
2.英文全体の内容をチェックする
音読(読み上げ)を始める前に、英文の内容を理解しておきましょう。
知らない単語や表現があれば調べておき、英文全体の流れを把握しておきます。
3.お手本音声を聞いて発音を確認する
音読をする際は正しい発音を知っておく必要がありますので、読み上げをする前にお手本音声を聞いておきましょう。
単語単体はもちろんのこと、複数の単語がつながった時に起きる音声変化(リエゾン)にも注意しながら正しい発音を確認しましょう。
お手本音声に合わせて少し発音練習をしておくと、音読がやりやすくなります。
4.声に出して英文を読み上げる
それでは、声に出して英文を読み上げていきましょう。
お手本音声と同じ発音ができるよう、音の強弱やイントネーションに意識しながら、英文を噛みしめるようにして音読をします。
また、英語の発声に慣れていない場合は、ムリして速いスピードで読み上げる必要はありません。
自分が正しい発音をできるくらいの遅いスピードで音読をし、慣れてきたら徐々にスピードを上げていけば大丈夫です。
「英語が口に馴染んだな」と思えるまで、何度も反復して練習を重ねましょう。
以上が音読のやり方のステップになります。音読に慣れてきたら、次に紹介する3つのコツを取り入れて更に効果を上げていきましょう。
英語初心者が効果的に音読を実践するコツ
ただ英文を読み上げるだけではなく「効果的に実践するコツ」を理解し実践することで、さらに高い効果、あるいは早い効果が見込めます。
ここでは音読の際に意識すべき3つのコツを紹介しますので、参考にしつつ、効果的な音読を実践していただければと思います。
自分のレベルに合った教材を選ぶ
音読を効果的に実践するためには、自分のレベルに合った教材を選ぶことがとても重要です。
教材が簡単すぎても得られる効果が低いですし、逆に難しすぎる場合は音読がスムーズに進められず、挫折の原因にもつながります。
音読教材の選び方としては、以下の点をヒントにすると良いでしょう。
- 知っている単語が8割くらいで英文が構成されている
- 英文のトピックが自分の興味の持てる内容になっている
- テキストが分厚過ぎない
要するに、「始めやすく、続けやすい」という点が教材選びのキーポイントになります。
次の章でおすすめの教材をいくつか紹介していますので、そちらも参考にしつつ、お気に入りの教材を見つけてもらえればと思います。
英文の構造を十分に理解する
音読をする際は、ただ単に読み上げるのではなく、英文の意味や構造を理解しながら音読することで高い効果を得られます。
音を正しくマネる練習ももちろん重要ですが、意味や構造を理解しないで音読をしてしまうと、ただの発音練習になってしまいますからね。
なので、音読をする際には、発音練習の前に英文そのものの理解度を深めるためのステップにもしっかりと時間を使うようにして下さい。
英文の意味や構造を理解した状態で音読をすることで、英文のルールが頭に染み込みやすくなります。
意味や構造理解と発音の練習が相互に効いてくると、英文読解の応用力が身に付いてきますので、英会話や資格試験にも大いに役立ちます。
英文の構造を理解するという意味でも、自分のレベルに合った教材選びが重要になります。
音読を習慣化する
音読は、何度も繰り返すことによって徐々に効果が現れます。
とは言え1日に何時間も音読に充てることは難しいと思うので、日々の生活の一環として音読を取り入れ、習慣化することが最も理想的です。
選ぶ教材にもよりますが、1回の音読は1~2分程度で終わらせることができます。
なので、単純に朝10分、昼10分、夜10分と分割したとしても1日にかなりの量の音読をこなすことができますよね。
英語の原稿をスマホに入れておけばどこでも実践できるのが音読のメリットです。
少ない時間でもなるべく毎日行えるよう、時間や場所を決めて習慣化してみてください。
おすすめ教材
音読パッケージ
- 単語・英文共に中学英語レベルなので始めやすい
- 巻末には各トークにおける注目ポイントの解説がある
- リピーティング・音読・シャドーイングを含めたトレーニングが提案されており、学習に飽きない設計になっている
>Amazon|みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング(CD BOOK) 単行本(ソフトカバー) – 2009/11/20
速読速聴・英単語 Daily1500
- 143のトークが収録されており、ボリューム満載
- 「旅行」「ショッピング」「スポーツ」「健康」「音楽」「アート」など、多種多様なトピックを採用
- 本文中に出てくる単語、語句、表現の解説が丁寧なので、知らない単語や表現があってもすぐに確認ができる
- 日常会話で応用できるフレーズが多数掲載されているので、英会話の即戦力になる
>Amazon|速読速聴・英単語Daily1500 ver.3 (速読速聴・英単語シリーズ) 単行本(ソフトカバー) – 2016/3/10
【まとめ】音読を実践し、脳内に英語回路を創り出そう!
今回の記事では、音読の効果や具体的な実践方法について解説をしてきました。
音読は、断片的に入力された単語や文法知識を相互に結びつけ、「生きた英語」を植え付けるための第一歩です。
英単語や英文法などの「知識」がありながら、即座に英語を理解し話せないのは、「知識」を「技術」に転換できていないのが原因の一つです。
知識を技術に転換するには、音読のような「練習」が必ず必要となります。
例えば、ピアノの鍵盤の配置を全て覚えたとしても、クラッシックの名曲は弾けないですよね。
音読はテキストと音声を使って行うトレーニングなので、分からない所はその都度確認しながら、自分のペースで進められるのが特徴です。
自分のペースで進められるので、英語初心者にとっても最適なトレーニングとなっています。
しかしながら音読の効果は非常に高く、しっかりと練習を積めば、今まで覚えてきた単語と文法の関係性が分かるようになり、意識しなくても英文が理解できるようになります。
言い換えれば、脳内に英語の回路が出来上がった状態となります。
英語回路が出来上がれば英語を読んだり話すのが楽しくなり、さらに英語力が伸びていきますので、これまでにない学習の好循環を生み出すことができます。
ぜひ日常の英語学習の一環として音読を取り入れていただき、英語回路の構築に磨きをかけて頂ければと思います。
今回の記事がお役に立ちましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。