こんにちは、さとうです。
このブログでは、英語学習に役立つ情報を発信しています。
- TOEIC500点台を目指してるけど、単語がなかなか覚えられない
- TOEIC500点を取るにはどれくらいの単語を覚えなければいけないの?
- 単語を覚える効果的な方法や参考書があれば知りたい
今回は、上記のような疑問を解決する記事となっています。
- 工場勤務の40代ふつうのサラリーマン
- 英検2級、TOEIC9525点
- 4年間のカナダ駐在生活経験で、2大プロジェクトの立ち上げに成功
- フロリダ、トロント、ナイアガラ、モントリオール、ケベック、カナディアンロッキー、カルガリーなど、観光ガイド無しの旅行多数
TOEIC500点以上のスコアを目指すのであれば、必ずそのレベルに応じた単語を覚えなければなりません。
僕自身も、コツコツと覚えた単語の数を増やした結果、働きながらでもTOEIC925点までスコアを伸ばすことができました。
今回はTOEIC500点を目指す方に向けて、
- 覚えるべき単語数
- 英単語を確実に覚える4つのコツ
- おすすめの単語帳
について解説しています。
「単語を覚えるのはいつも苦手」という方はぜひ参考にしていただければと思います!
TOEIC500点に必要な単語数は4000語
TOEIC500点に必要な単語数は4000語
一般的に、TOEIC500点突破に必要な単語数は4,000語と言われています。
「4,000語」という数字だけを見てもピンと来ないと思いますので、中学~高校で習う英単語数と比較して見てみましょう。
上記の通り、
- 現在の実力が400点台であれば+1,000語
- 中学卒業レベルで止まっていれば+2,200語
となります。
個人差もありますので正確に単語数を把握することは困難ですが、イメージとして4,000語は覚える必要があると理解しておきましょう。
単語4,000語暗記しTOEIC500点を突破するには気合いを入れる
「4,000語もの単語を覚えるなんてかなりキツそう・・・」と思うかもしれませんが、TOEIC500点を超えるにはそれだけの気合いが必要です。
英語を早く、正しく理解し、TOEICスコアを上げるためには語彙増強が不可欠です。
TOEIC400点台から抜け出せない人の多くは真面目に単語暗記に取り組んでいないパターンがほとんどです。
逆に言えば、しっかりと単語暗記と向き合い、地道に単語を覚えていけばTOEIC500点台は必ず達成できます。
目標達成に向けて帯を引き締めていきましょう。
TOEIC500点を目指す人は、どの単語を覚えればいい?
TOEIC500点を目指すには4,000語の単語暗記が必要と言いましたが、やみくもに単語を覚えればいいわけではありません。
結論、TOEIC500点突破に必要な単語のみに厳選して覚えるのが最も効率的です。
その理由について詳しく解説してきます。
出現頻度の多い単語を覚えることが効果的
TOEIC500点台を目指すのであれば、主題頻度の多い単語に狙いを定めて覚えていくのが効果的です。
なぜなら、TOEICの問題では頻繁に使われる単語のパターンが決まっているからです。
高確率で使われる単語を覚えておけば理解できる英文の量が増えるので、それらの単語を中心に覚えていくと早くスコアを伸ばせます。
TOEIC900点台向けの単語を覚える必要はない
逆に、高得点を狙う人が覚えるような高難度・低頻度の単語は覚える必要はありません。
高難度の単語にチャレンジしても、「せっかく覚えたのにテストの中で一回も見たことがない」という悲劇がよく起こります。
TOEICでは戦略的に「解かない問題」を決めることで目標スコアに近づくことができますが、単語暗記にも同じことが言えます。
先述した通り出現頻度の多い単語に狙いを定める一方、あまり難しい単語はあえてスルーしてしまう方が効率的です。
「今覚えるべき単語」だけにフォーカスして、なるべく学習時間をショートカットしましょう
市販の単語帳を使えば覚えるべき単語は一目瞭然
覚えるべき単語の範囲は、市販の単語帳を使えば一目瞭然に把握できます。
詳しくは後述しますが、市販の単語帳では
- レベルに応じて覚えるべき単語が上手くまとめられている
- カラーシートを使って反復練習がしやすくなるよう工夫されている
- 一単語に対し例文が添えられているので、単語の使われ方や場面がイメージできる
- 音声の確認もできる
といったメリットがあります。
ちなみに、ネット記事などで単語一覧なども見ることができますが、反復練習に不向きなのでおすすめはしません。
若干コストはかかりますが、市販の単語帳を使うことで単語暗記はウンとはかどります。
僕自身も市販の単語帳をボロボロになるまで使い込んで、たくさんの単語を覚えることができました。その経験も踏まえ、単語帳の選び方について次に解説していきます。
(ポイントは4つ)失敗しない単語帳の選び方
本屋に行くと膨大な量の単語帳が売られているので、「どれが自分にとってベストなんだろう?」と迷う人も多いと思います。
ここからは単語帳選びのポイントについて4つ紹介していきます。
- 必ずTOEIC対策の単語帳を選ぶ
- 目標スコアに応じて選ぶ
- 持ち運びやすさを重視する
- 音声付き(CD・音声ダウンロード)のものを選ぶ
必ずTOEIC対策の単語帳を選ぶ
当たり前ですが、単語帳はTOEIC対策のものを選ぶようにしましょう。
そうすることで、スコアアップに直結する単語を効率的に覚えることができます。
本屋さんの英語コーナーに行くと本当にたくさんの単語帳や参考書が並んでいるので、なんとなく選んでしまうと的外れの単語帳を買ってしまうかもしれません。
例えば高校受験や大学受験対策系の単語帳などは、TOEICに出ない単語も含まれているので注意しましょう。勉強効率が非常に悪いです。
本屋によってはTOEIC対策コーナーが作られていると思いますので、その中から選んでおけば間違いありません。
初級~中級者向けの単語帳を選ぶ
初級~中級者向けの単語帳を選ぶことで、今のレベルで必要となる単語のみを覚えることができ効率的です。
特にターゲットとなるスコア、収録単語数がタイトルに含まれている単語帳を選ぶと間違いがないでしょう。
- 「頻出英単語」「初級」「基本」などのワードがタイトルに含まれている
- 「TOEIC500点」「100点アップ」のようにレベル感を表す数字が含まれている
単語帳のレベルが低いと必要な単語数が確保できなくなり、逆に高すぎると単語暗記が進まなくなる可能性があるので注意してください。
目標スコアや収録単語数などを参考に、だいたいのレベル感を確認するようにして下さいね。
持ち運びやすさを重視する
単語暗記はスキマ時間の活用がカギになります。そのため、持ち運びしやすいタイプの単語帳を用意しておくと重宝します。
小さければ何でもいいというワケではないですが、仕事用のカバンに入れても邪魔にならない程度のサイズが理想的ですね。
特に電車通勤中に単語の確認をしたいという場合は、片手で開けるタイプが好ましいでしょう。
とは言え、多少サイズの大きいものを選んだとしても大丈夫。
本を開けない時は音声学習に専念するなどして臨機応変に対応するのもアリです。
日常生活の中で、「これくらいなら持ち運びができそうだ」と思えるものを選ぶと良いでしょう。
音声付き(CD・音声ダウンロード)のものを選ぶ
単語帳を選ぶ際は、必ず音声付きのものを選ぶことが重要です。
なぜなら、リスニングにおいて聞き取った音声から正確に単語をイメージするには、単語の正しい発音を知っておくことが大前提だからです。
また、文字だけを見て目から情報を得るだけでなく、耳からも情報を得た方が記憶の定着がよくなるからです。
その他にも、どうしても単語帳を開けない場面などでは音声学習に切り替えるなど、メリハリを付けた勉強ができます。
CD付きのものや、最近ではダウンロードするタイプのものも多いので、どのような方法で音声を入手できるかも事前に確認しておきたいですね。
以上が単語帳選びに失敗しない4つのポイントになります。「結局何を選べばいいの?」と思った方は、ぜひ次の「おすすめ単語帳」を参考にしていただければと思います。
TOEIC500点達成におすすめ単語帳
TOEIC500点達成に必要な単語を、ちょうどよく学べる単語帳を3つに厳選して紹介します。
TOEIC L&R990点(満点)を100回以上達成している「もりてつ」先生によるTOEIC対策単語帳。
単語はTOEICで「必ず出る」ものに厳選されており、なおかつ例文も本物のTOEICテストに限りなく近づけてあり、「本気でTOEICスコアを上げたい」気持ちが伝わってきます。
ページ構成は、左ページに英単語、右ページに日本語の意味の配置になっているので、「思わずカンニング」してしまうリスクを軽減できます。
「単語帳を1冊やりきる」をコンセプトに色々な工夫が施されているので、「何を選べばいいのか分からない」「過去に単語帳選びに失敗して挫折した」という人にピッタリの内容となっています。
レベル | ~TOEIC500点 |
収録単語数 | 600語 |
価格 | ¥1,650(税込み) |
音声 | ダウンロード |
世界一わかりやすい TOEICテストの英単語
超人気英語学習アプリ「スタサプ」の講師としても有名な関正生先生による「わかりやすさ」を追求した単語帳。
この単語帳の最大の特徴は一つ一つの単語に細かい解説が載っているという点ですね。
単に「英語→日本語」を暗記するだけの作業ではなく、単語の使われ方や注意点も同時に確認ができるので、単語のイメージがつきやすくなり、より覚えやすくなっています。
文字サイズの大きさや空白とのバランスもちょうどいいので「ごちゃごちゃした」印象はなく、全体を通して非常に見やすさが工夫されているので、ストレスなく読み進めることができます。
「過去に単語帳を買って勉強したけど、イマイチ何も残らなかった・・・」という人にはぜひおすすめな一冊です。
レベル | ~TOEIC600点 |
収録単語数 | 804語 |
価格 | ¥1,650(税込み) |
音声 | ダウンロード |
TOEIC L&Rテスト英単語ターゲット1100
「10.6×1.5×17.3cm」と超コンパクトサイズのわりに収録語数は1100語と、小さい見た目に反してボリューム感いっぱいの一冊です。
装飾やイラストはほとんどないですが、かといって文字を詰め込んでいるという印象もなく、見た目を良くするレイアウトの工夫により単語暗記に集中できる作りになっています。
収録語数は多いものの、単語は目標スコアで分類されており、目標スコア「470点」「600点」「730点」「860点」ごとに覚えるべき単語が上手にまとめられているのも嬉しいですね。
なので、目標スコア達成し次のステップを目指す時に、単語帳を改めて買う必要がなくコスパ最強となります。
レベル | 初級~TOEIC500点 |
収録単語数 | 1100語 |
価格 | ¥979(税込み) |
音声 | ダウンロード |
TOEIC500レベルの英単語を確実に覚える4つのコツ
単語暗記は高速&高回転で反復することが超大事
英単語暗記をする上では、短い時間でいくつもの単語の「英語→日本語」確認をして、高回転(回数を増やす)で反復することが超重要です。
例えば30個の単語を覚えるのであれば、1単語10秒程度で「英語→日本語」の確認をし、約300秒(約5分)で1サイクルを終わらせます。
このサイクルを2回、3回、4回と繰り返すことで、30個の単語はどんどん頭の中に蓄積されていきます。
逆に、1つの単語を思い出すのに1分とかかかってしまうのはNGです。その場合、5分間で5個の単語の確認しかできないので、回数を稼ぐことができません。
単語暗記は、高速&高回転で、回数をたくさんこなすことに集中しましょう。
完璧に覚えるより、なんとなく知ってる単語を増やす
単語は「完璧さ」を求めるより、なんとなく知っている単語を増やすイメージの方がインプットの効率が上がります。
具体的には以下の2点を押さえておきましょう。
- スペルまで正確に記憶する必要はない
- 定義通りの日本語を覚える必要はない
TOEIC L&Rでは英文を「書く」テストはないので、スペルが分からなくて減点されることはありません。
例えば「atmosphere(雰囲気)」みたいな単語も、見ただけで瞬間的に意味を思い出せれば大丈夫。
また、英単語に割り当てられている日本語訳も、額面通りに覚える必要はなく、だいたいのイメージで覚えておけばOKです。
例えば以下のような単語で見てみましょう。
argument | 議論、討論、討議 |
controversy | 論争、論議、議論 |
dispute | 議論、論争、口論 |
contention | 主張、論争、論点 |
disputation | 討論、論争、議論 |
似ているようで微妙に違う日本語訳が続いていますが、一つ一つを正確に覚えなくても、「議論してる風景」がイメージできれば大丈夫です。
このように、「抽象化した方が覚えやすい」という単語はたくさんあるので、日本語訳のコトバを覚えるよりはイメージで覚えると良いでしょう。
一日に反復する単語数、場所、時間を決める
一日に反復確認する単語数、場所、時間をあらかじめ決めておくとスムーズに単語暗記が進められます。
「思いついた時にやる」よりも、習慣化した方が絶対に効率的です。
例えば一日50単語の確認をする場合、1単語10秒で確認をするとして500秒(約8分)となります。
50単語の確認を1サイクルとすると、サイクルを増やした場合の所要時間は以下の通り。
- 1サイクル:5分
- 2サイクル:10分
- 3サイクル:15分
1日たった15分の時間が確保できれば、3サイクルの単語確認を回すことができますね。
あとは、この単語確認の作業を行う時間と場所を確保できれば、計画的に単語暗記を進めることができます。
ちなみに30分という時間設定をした場合、まとまった時間を作れなくても、スキマ時間を有効活用し、トータルで15分確保できていればOK。
例えば、
- 通勤(出社):15分
- 昼休憩:15分
- 通勤(退社):15分
のように、ぶつ切りの時間でも場所と時間を決めておけば計画を立てやすくなります。
場所と時間を決めて計画通りに単語暗記を進めると、習慣化にも役立ちます。英語学習が習慣化できると勉強のストレスが軽減できるのでおすすめです。
一日の行動パターンを分析し、単語暗記に充てられる時間と場所を見つけてみてください。
発音も同時に覚える
英単語は、意味と同時に発音も覚えておくとさらにメリットがあります。
- リスニングした時に単語が頭の中でイメージできる
- リーディングにも効果がある
リスニングの利点は記事前半でお伝えした通りですが、リーディングにも効果があるって意外ですよね?
実は黙読(声に出さないで文章を読む)の時も、頭の中では発音もセットで英文を読んでいます。
なので、リーディング問題を読む時も頭の中では音読をしており、発音が分かっていると頭の中での音読がスムーズになるからです。
英文がスムーズに読めるれば読むスピードが早くなり、処理できる問題数が増えます。
完璧でなくてもいいので、意識的に発音も覚えるようにして下さい。
【まとめ】単語を覚え、文法も覚えたらかなり最強
今回はTOEIC500点を目指す人に向けて、単語帳の選び方や使い方を紹介しました。
なるべく短期間で成果を出すためにも「正しい単語帳の選び方」「正しい単語暗記の仕方」は重要なカギとなりますので、ぜひ今回紹介した内容を実践してもらえればと思います。
知っている単語が多ければ多いほど
- 理解できる英文が増える
- 正確に意味が分からなくても、内容を推測する力がつく
- 結果、正答数が増えスコアが上がる
というメリットが得られますので、TOEIC500点突破を十分に狙えるようになります。
また、ある程度単語の暗記に自信がついてきたら、文法も身に付けることで更に英語力を伸ばすことが可能です。
英文法とは、簡単に言うと「単語を並べるルール」です。単語の意味に加え、ルールがわかれば、高難度の英文でさえ理解できるようになります。
さらなる高みを目指したい!という方は、ぜひ以下の記事を参考に英文法の習得にもチャレンジしていきましょう。
今回の記事が参考になりましたら幸いです。
最後までお読み頂きましてありがとうございました。