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こんにちは、さとうです。
当ブログでは、社会人の英語学習に役立つ情報をお届けしています。
- TOEIC初心者だけど、英文法の勉強は必要?
- 昔から英文法が苦手で、でもTOEICスコアアップに向けて学び直したい。
- 文法ギライが克服できる参考書はないかな?!
今回は上記のような、TOEIC初心者で、かつ英文法にも苦手意識のある人向けの記事をご用意しました。
- 40代ふつうのサラリーマン(工場勤務)
- 英検2級
- TOEIC925点
- 4年間のカナダ駐在生活経験
僕自身、コツコツと英語の勉強を続けてきた結果、社会人として働きながらでも、独学でTOEIC925点まで伸ばすことができました。
念願だったカナダへの海外出向のチャンスも掴み取り、4年間にわたり現地メンバーと共に様々な業務に携わってきました。
TOEIC初心者のうちであれば、仮に英文法が苦手だったとしてもそこまで大きな問題と思う必要はありません。
というのも、初心者のうちは複雑な英文法を学ぶより、頻繁に使われる単語を覚えたり、リスニングを鍛える方がスコアアップに直結するからです。
とはいえ、英文法を覚えた方がスコアアップをさらに加速させられるのも事実。
そんな欲張りな人のために今回は、
- 大人の英語学習に英文法が欠かせない理由
- TOEIC初心者でも完璧に英文法をマスターできるオススメ教材
- 英文法が効率的に身に付けられる学習法
についてお伝えしていきます。
今年こそは苦手な英語を克服してワンランク上を目指す!という方はぜひ参考にしていただければと思います。
大人の英語学習に英文法が欠かせない理由
そもそも英文法って必要なの?という疑問が聞こえてきそうですが、もちろん英文法は大人の英語学習に超重要な要素です。
なぜ大人にとって英文法がそこまで重要なのか、以下の3つの具体例で解説していきます。
- 大人は論理的に情報を整理し、考えるのが得意
- パターンが理解できれば応用ができる
- TOEICで高いスコアを目指すには必須のスキルだから
それでは順に見ていきましょう。
大人は論理的に情報を整理し、考えるのが得意
大人は論理的に物事を理解し、整理することが得意なので、その特性を活かして英文法の勉強をすれば英語学習が効率的に進みます。
TOEIC公式HPのサンプル問題で具体的に見てみましょう。
No. 103
Gyeon Corporation’s continuing education policy states that ——- learning new skills enhances creativity and focus.
(A) regular
TOEIC公式HPより引用
(B) regularity
(C) regulate
(D) regularly
上記問題において正解は(D)の『regularly』になります。
なぜ『regularly』が正解になるのか?については、下記の説明を読めば理由がスッキリ理解できるかと思います。
- 今回の英文は「that」を境目に2つの英文に切り離して考えることができる
- 問題を解くにあたってはthat以降の文だけに注目しておけばOK
- that以下は「一つの完成した文」が後に続き、これを「名詞句」と呼ぶ
- learning new skills enhances creativity and focusには主語、動詞、目的語が全て揃っており、英文として完成している
- 英文が完成しているということは、空欄に入るのは形容詞や副詞などの修飾語のみ
- 形容詞を修飾できるのは副詞のみなので、『learning』を修飾するのは副詞
- 選択肢の中で副詞なのは『regularly』のみ(単語の語尾が『ly』で終わってるのが特徴)
- したがって(D)のregularlyが正解
上記の論理的思考の結果として、副詞である(D)を選ぶのが正解だと分かると思います。
このように、大人は論理的思考が得意で、英文法は英文を論理的に考える上で不可欠な考え方です。
なので、英文法知識があればあるほど論理的思考の幅が広がり、英語理解のスピードが上がります。
パターンが理解できれば応用ができる
英文法は、一つの『型』を覚えてしまえば色々な英文に応用ができるので、『型』を覚えるごとに英文理解のスピードが上がっていくイメージです。
例えばTOEICで頻出する「〇〇 is being △△(p.p)」という型ですが、こちらは「〇〇はちょうど△△されている最中です」を表わします。
英文でいえば下記のようなものですね。
Some containers are being loaded into a truck.(いくつかの容器はトラックに積み込まれている最中です。)
上記のパターンを一つ覚えておけば、同じ作りをした英文ならカンタンに意味がわかってしまうと思います。
- A car is being moved by a tow truck.(一台の車が牽引車に動かされている最中です。)
- Some products are being placed on a table.(いくつかの商品がテーブルの上に置かれてる最中です。)
- The printer is being fixed.(プリンターが修理されている最中です。)
- A painting is being mounted on the wall.(絵画が壁に掛けられている最中です。)
- Lines are being painted onto the road.(道路に線が引かれている最中です。)
こんな感じで、一つのパターンを覚えることで様々な英文に応用ができ、理解できる英文の量が増えていきます。
TOEICで高いスコアを目指すには必須のスキルだから
TOEICで高いスコアを目指しているのであれば、英文法は必ず習得しておかなければなりません。
英文法が習得できていないと、良くてもせいぜい500点程度で頭打ちになってしまうからです。
無鉄砲でも英単語をひたすら覚えれば、何とかTOEIC400~500点レベルには到達できるでしょう。
しかし、500点を超えて600点、700点と上を目指していくにつれ、英語を論理的かつ素早く理解する能力が必要となり、そのために英文法は欠かせないスキルとなります。
ちなみに、直近のデータでは社会人のTOEIC平均点は638点となっています。
638点が取れる実力のある人は、間違いなく英文法を習得しているはずです。
以上が大人の英語学習に英文法が欠かせない理由の3つになります。
必要性が理解できたら、さっそくおすすめの教材をチェックしましょう!
TOEIC初心者でも完璧に英文法をマスターできるオススメ教材
それではここから、TOEIC初心者の方におすすめの英文法教材を紹介していきます。
なお、英文法教材の選定基準として、
- 解説はわかりやすいか
- 高い効果が期待できるか
- 続けやすい工夫がされているか
の3点を特に重要視しています。
これまで本当に様々な書籍や教材を実際に試し、読んできた経験からおススメの教材を紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
総合実用英文法講座
まずTOEIC初心者(あるいは英語初心者)の社会人で、本気で英語力を伸ばしていきたい気持ちがある人には「総合実用英文法講座」をおすすめします。
なぜなら、ちょっとやそっとでは揺らぐことのない、強固で盤石な英文法のスキルが身につくからです。
総合実用英文法講座は、「講座」と名前のついている通りオンラインでの英文法講座となります。(書店で購入するタイプの参考書ではありません)
一般的な書籍と比べるとかなり高額ではありますが、一般書籍では語り尽くせない超超超丁寧でわかりやすい解説がなにより魅力です。
実際ボクも、TOEIC900点台に到達するまでに何度も見返し、使い続けていました。
TOEICで高得点を狙いたい、将来は英語で話せるチカラを身につけたいというガチ志向の方には全力でオススメします。
Mr. Evine の中学英文法を修了するドリル
世の中にたくさんある英文法の書籍の中でも、『5文型』の重要性を一番強く主張しているという点でこちらの参考書が最も優秀です。
5文型が深く理解できていれば英文読解のスピードが速くなり、TOEICの問題を処理する速度も上がります。
本書は、いわゆる中学3年分の英語を単に復習する内容ではなく、その中でも重要な文法項目にはしつこくこだわって解説しているのが特徴的です。
なので、本書を修了するころには、英文を読むときに自然と構造を意識した英文読解ができるようになっているでしょう。
ただし、本書はTOEICスコアアップを目的としたものではないので、ここで得た知識をTOEICに応用させるには、ある程度自分自身で練習が必要になります。
本書で英文法の基礎を掴みつつ、TOEIC文法問題集で練習を積むことがスコアアップのカギとなります。
TOEIC(R) L&Rテスト 英文法 ゼロからスコアが稼げるドリル
「でる1000」や「金フレ」など、TOEIC対策書籍でメガヒットを生み出すTEX加藤先生著による、初心者向け英文法参考書です。
TEX加藤氏だからこそ気づく、初心者が文法問題で躓くポイントをかなり丁寧にかみ砕いて解説されているので、英文法がニガテな人でも大変わかりやすい内容となっています。
特にボクが気に入っているのが、「基本ドリル」の中の2択問題です。
簡単な英文の2択問題が出題されますが、「英文法は少し覚えたけど、いきなりTOEIC問題を解くのはちょっと心配・・・」という人の心理を非常によく理解できていると思います。
2択問題なら問題を解くハードルがかなり低いですが、それでも「品詞を意識して英文を読む」という基礎的なチカラは十分に上がります。
なお、巻末の語彙リストには頻出・重要単語が約500語ほど収録されていますので、単語力強化にも非常に役立ちます。
TOEIC L&Rテスト 文法問題はじめの400問
こちらも、大人気TEX加藤先生著によるTOEIC Part5対策本です。
TOEIC Part5の文法問題対策については一般的に「でる1000」が有名ですが、本書は初心者(TOEIC200~500点)を対象にした「文法問題の入門書」となっています。
本書冒頭では、初心者が最低限知っておくべき英文法の基礎知識がわかりやすくギュッと凝縮されています。
その前提知識を持ったうえで、比較的易しい文法問題を繰り返し解くことで、自然と文法問題に対する実力が上がっていくというロジックになっています。
出題される問題や解説が初心者でも理解しやすくなっており、ストレスが少なく学習が進められるので、学習の継続や習慣化にも効果があります。
初心者向けとは言えしっかりと練習を積めば500点レベルは十分に目指せますので、高い目標を持って取り組むことをオススメします。
TOEIC初心者でも確実に英文法が身につく学習法
ここからは、TOEIC初心者であってもゼッタイに英文法が身につく学習法について紹介していきます。
- 英文法を勉強する目的を明確にする
- 学習計画を立て、計画通りに進める
- 教材は2~3周繰り返す
文法項目の知識に関しては、教材の内容をしっかり読み込んでもらえればと思います。
ここではむしろ、勉強の進め方や取り組む姿勢、考え方に重点を置いてお伝えしていきます。
英文法を勉強する目的を明確にする
意外と軽視されがちですが、英文法を身につける上で明確な目的を持つことは非常に重要です。
なぜなら、英文法は苦手意識を持つ人が多く、勉強自体も退屈になりがちです。一度退屈に思ってしまうとサボり癖がついてしまい、結局挫折してしまうからです。
実を言うと、僕自身も英文法の勉強に何度もチャレンジして失敗しています・・・
挫折を防ぐ一番の方法は、明確な目的を持つことです。目的がしっかりしていれば、「こんなとこで挫けてはいけない」と踏ん張りが効くからです。
例えば、
- 英文法が分からなければTOEIC600点に届かない
- 苦手なPart5で点数を稼ぐためにも英文法はマスターしたい
- 解説を読んでも文法用語だらけでチンプンカンプンになるのはもう嫌だ
など、ポジティブでもネガティブでもいいので、自分自身を動機付けしてヤル気を起こさせてくれるような目的・目標を持ちましょう。
学習計画を立て、計画通りに進める
当たり前のことではありますが、英文法をマスターするまでの過程を計画に落とし込み、計画に沿って実行することが重要です。
特に強調しておきたいのが、先ほど説明した通り英文法の勉強はあまり面白いものではありません。退屈に感じてしまうことも多々あるかと思います。
一度退屈だと思うと勉強が面倒に感じてしまうので、そのような時の予防策としても学習計画は非常に役に立ちます。
どの参考書を選ぶにせよ、「必ず1日1章(チャプター)は進める」というように決めておけば、「〇〇日後には参考書が終わる」という計画が立てられるでしょう。
あとは1日に進めるページ数を調整したり、平日と週末の進め方を決めておけば、オリジナルの学習計画が作成できます。
計画通りに勉強が進めばモチベーションも上がりますし、逆に計画遅れが生じたら素早く挽回の手を打つこともできるでしょう。
教材は2~3周繰り返す
英文法教材は、1周やって終わりではなく、2周、3周と繰り返すことで理解度が深く定着します。
というのも、教材がどんどん進んでいくと、最初の方に勉強した内容をほとんど忘れてしまっており、反復することで忘れにくくなるからです。
僕の場合、英文法に限らずTOEIC関連の参考書は、1冊終わるころには最初の内容を覚えていません。だからこそ反復練習の価値を感じられます。
なお、内容を忘れてしまうのは決して悪い事ではなく、脳の働きとしては自然な現象だと覚えておいてください。
1度しか入ってきていない内容は、脳内では「重要な情報ではない」と判断されてしまいます。ですが、何度も同じ情報が入ってくることで「重要な情報じゃん」と判断が変わり、記憶の中にしまっておいてくれるのです。
なので、1周ごとの理解度が深くなかったとしても、繰り返すことで英文法が自然と記憶に定着していきますので、安心して反復練習をしていきましょう。
以上が英文法が身につく学習法になります。
計画を上手に使いこなせばモチベーション維持や習慣化にも繋がりますので、ぜひ前向きにトライしてみてください!
【まとめ】TOEIC初心者は英文法をマスターしてライバルと差を付けよう!
今回はTOEIC初心者の文法対策について、おすすめの教材の紹介や勉強法について解説してきました。
記事冒頭でもお伝えした通り、TOEIC初心者のうちは英文法に対してそれほど重要視する必要はありません。
なので、苦手意識を持っていたとしても全然大丈夫です。
とはいえ、初心者のうちから英文法の習得に取り組んでおけば、英語力が伸びるスピードが加速することは言うまでもありません。
例えば自分の周りに同じくらいのTOEICスコアの同僚がいれば、英文法を身につけることで劇的な差を見せることができるでしょう。
もちろん本記事でお伝えした教材を使い、学習法に従って勉強を進めてもらえれば確実に英文法をマスターできますので、安心していただければと思います。
最後に、ワンランク上の英文法力を身につけたいという願望があれば、ぜひ「でる1000」にチャレンジしてみてください。
「でる1000」を実践すれば確実に英文法力はワンランク、いや、ツーランクくらい高くなりますが、やり切った後の爽快感や達成感もぜひ味わって頂きたいです。
具体的な特徴や活用方法は以下の記事で紹介していますので、気になる方はチェックして頂ければと思います。
【リアルレビュー】会社員が「でる1000」やったらTOEIC925点取れました。
以上、今回の記事が参考になりましたら幸いです。
最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました。