【独学でTOEIC925点】TOEIC高得点のコツをパート別に徹底解説

【独学でTOEIC925点】TOEIC高得点のコツをパート別に徹底解説

こんにちは、さとうです。

当ブログでは、英語学習に役立つ情報をお届けしています。

  • TOEICで高得点って、どうやったら取れるの?
  • そもそもTOEIC高得点って、何点から高得点と言えるの?
  • TOEICで高得点を取るコツがあればぜひとも知りたい!

こんな疑問にお答えする記事を用意しました。

結論から言うと、TOEIC高得点とは700点以上のことを指します。
(具体的な根拠については記事内で詳しく解説していきます)

TOEICで高得点(700点以上)が取れれば、世間的に見ても「突き抜けた」存在になれます。

さとう
さとう

ちなみに僕は、社内で知らない人から「TOEIC満点のさとうさんですよね?」「英語ペラペラのさとうさんですよね?」とよく声をかけられます。(ちょっと尾ひれがついていますが・・・ありがたいことです。笑)

一方、いくら勉強をしてもなかなか上手くスコアが伸びず、途方に暮れる人も多いのが事実です。

この両者の違いは、明らかに「TOEICで高得点を取るコツを意識しているかどうか」が結果を左右しています。

なので今回の記事では、

  • TOEICで高得点を取るためのパート別対策のコツ
  • TOEICで高得点を取る勉強のコツ

について分かりやすく、超具体的に解説をしています。

もちろん今回紹介する内容は、どれも僕がTOEIC925点を達成するまでに実践してきたものばかりです。

TOEIC925点
さとう
さとう

僕が指導した同僚の後輩は、半年で500点台→800点台を達成しました。

今回の記事を読むことで、誰でもTOEIC高得点を取れる戦略を身に付けることができます。

TOEICの高得点って何点?

TOEICの高得点って何点?

そもそも、「TOEIC高得点って、何点取ればいいの?」ってことが疑問になりますよね。

まずはその疑問から解消していきましょう。

TOEICで高得点と言えるのは700点から!

「TOEIC高得点」と言えるのは、ズバリ700点以上のことを指します。

まずはIIBCより公開されているTOEIC平均スコアを見てみましょう。

テスト種類平均スコア
受験者全体608点
公開テスト社会人638点
IPテスト社会人538点

上記の通り、「受験者全体」と「公開テスト社会人」では600点を超えるスコアが平均となっています。

要するに、600点台は「フツー」と見なされるわけですね。

この事実からも、「フツー」を超えるためには600点台では不十分で、700点以上のスコアが求められます。

また、下記のグラフを見ての通り、TOEIC受験者の中で600点台を保有する人数は最も多く、スコアが上がるにつれて人数も減少する傾向が見て取れますね。

引用元:TOEIC公式HP

言い換えると、TOEIC600点台の人は世の中にいっぱいいるけど、700点台の人は少ない(=ライバルも少ない)となります。

よって、TOEIC700点を超えることで「TOEIC高得点」と呼ぶことができます。

TOEIC700点の内訳は?

TOEICで700点を目指すには、リスニングとリーディングのどちらに比重を置くか、バランスを考えておくことも重要です

なぜなら、得点を取りやすい方に比重を置いた方が、早く成果が出せるからです。

そこで、TOEIC700点のリスニングとリーディングの内訳は以下のようなバランスを目指すと良いでしょう。

リスニング400点
リーディング300点
合計700点
TOEIC700点の内訳

もちろん必ず上記のような内訳にする必要はありませんが、リスニングの方が難易度が低いので、スコアを稼ぎやすいハズです。

ちなみに、TOEICサンプル問題のリスニング・リーディングで、1問あたりの問題文の「語数」を調べたところ、以下のような結果となりました。

リスニング92語(Part4で計測)
リーディング285語(Part7トリプルパッセージで計測)

なので、TOEIC700点を目指す戦略として、リスニングでなるべくスコアを稼ぐことを念頭に置いて対策を進めましょう。

さとう
さとう

以上がTOEIC高得点の定義と内訳になります。

基本的な戦略としてリスニング中心でスコアを稼ぎつつ、リーディングも上手くポイントを押さえてスコアアップを狙いましょう!

【パート別】TOEIC高得点を取るためのコツ

【パート別】TOEIC高得点を取るためのコツ

それではTOEIC高得点を取るための、具体的なコツを解説していきます。

パート別の目標正答数を確認

ここでは、「各パートでどれくらいの正解を取ればTOEIC700点取れるか」について更に深堀していきます。

結論から言いますと、各パートで取りたい正解数は、以下の通りです。

TOEIC公式問題集に記載のある「参考スコア範囲換算表」によれば、TOEIC700点を取るためには

  • リスニング:80問
  • リーディング:60問

の正解が取れれば達成できるようです。
※あくまで参考です

そこからパートごとに分解して考えると、上記の表のように目標正答数が具体的に見えてきますね。

上記の配分を忠実に守れれば、例えば超難関であるPart7で24問も不正解しても目標達成することができます。

さらに言えばPart5とPart6でもっと正解を増やせれば、より一層Part7の負担を減らすことができますよね。

さとう
さとう

こうしてスコアを分解すると、TOEIC700点達成も現実的に思えてきますよね!

大前提1:英文法は必修

まず大前提として、TOEICで高得点を目指すなら英文法知識は必須です。

「知ってる単語だけを頼りに英文の内容を推測」が通じるのはせいぜいTOEIC500点までです。

英文法の知識はそもそも英文を正しく理解するためのルールなので、本来英文法の知識なしには正確な内容理解ができません

例えばリスニングの場合、英文を聞きながら同時進行で内容を把握しないといけないため、聞こえた順番に意味取りをする必要があります。

その際、英語の語順のルールを知らなければ、聞き取った順番に内容を把握することができません

<例>

I know we told you that it would take until next week to get the part we ordered, but we got the part early.

上記の例文の「it would take until next week」の中の「it」は形式主語となり、「it」の具体的な内容は後から登場します。

英文法の知識があれば、「『it』に関する内容が後から説明されるぞ」と待ち構えることができます。

また、リーディングにおいてはPart5、Part6のように英文法知識を試す問題もありますので、英文法知識がないとスコアを稼ぐことができません。

さとう
さとう

「単語をたくさん覚えなければいけない」と感じる人は多いのですが、「英文法」の重要性を認識する人は少ないようです。

しかしながら、TOEICで高得点を目指すには理論的なアプローチが不可欠なので、英文法とは真面目に向き合い、マスターしていきましょう。

<参考記事>

大前提2:時間配分を必ず守る

時間配分を意識するかしないかで、テストの結果は大きく変わります。

さとう
さとう

過去の経験ですが、時間配分を無視していた当時はせいぜい500点台止まりでしたが、時間配分を意識してから600点、700点とスコアが上がってきました。

時間配分を守るメリットは以下の3つ

TOEICで時間配分を守るメリット
  • 制限時間内に全問解答できる
  • リスニングで必須の「先読み」を徹底できる
  • リーディングPart7に十分な時間を確保できる

どれもTOEIC高得点を達成するために超重要なカギとなります。

なお、パートごとの時間配分の目安は以下の通りです。

なるべく上記の時間内に各パートを終えられるよう意識しましょう。

(リスニング)Part1・Part2のコツ

Part1とPart2では、「完全に聞き取れている状態」を目指しましょう。

Part1では全問正解することが必須で、Part2では「リスニングは完璧にできてるけど、ちょっとした勘違いで数問不正解になる」程度が目標です。

勉強のコツとしては、本番形式の演習問題を一度解いて、間違えた問題や聞き取りができなかった問題を重点的に復習していきましょう。

復習のステップは以下の通り。

Part1・2の勉強のステップ
  1. スクリプトを見ないで音声を10回程度繰り返し聞く
  2. スクリプトを見て単語や英文の構造を確認
  3. スクリプトを見ながら音声を10回程度繰り返し聞く
  4. スクリプトを見ないで音声を10回程度繰り返し聞く

ステップ4が終わった時点で、英文を聞きながら文字として頭に思い浮かべられればOKです。

同じ英文を何度も繰り返し聞くことで、英文のパターンや発音のクセが頭に擦り込まれます

(リスニング)Part3・Part4のコツ

Part3・Part4の主な戦略は以下の2つです。

  • 先読みをマスターする
  • シャドーイングでリスニング力を鍛える

TOEIC高得点を目指すなら、設問の先読みは必ずマスターすべきテクニックです。

先読みをしていないと放送される英文の重要ポイントが分からないので、不要な部分を一生懸命聞いたり、肝心な部分を聞き逃したりして正解を見逃す可能性があります。

先読みに関してはこちらの記事で超丁寧に解説しています。

また、問題文のリスニング精度を上げるには、シャドーイングを取り入れるのが最も効果的です

英文を聞くだけの受動的なリスニング練習ではなく、自らもアウトプットをする能動的な練習をすることで、

  • 英語の音声変化が身につく(atやinなどの短い単語も聞き分けられる)
  • 英文の構造を感覚的に理解できる
  • 英語の語順で内容把握ができる

といったメリットが得られます。

さとう
さとう

慣れるまで少し大変なのですが、習慣的にシャドーイングを繰り返していると、本当に英語が聞き取りやすくなります。

Part3・Part4のリスニング音源でシャドーイングを行えば、リスニング強化とテスト対策が同時に行えるのでおススメです。

(リーディング)Part5・Part6のコツ

Part5とPart6の主な戦略は以下の2つ。

  • 英文法をマスターする
  • 演習問題の反復練習で、解答スピードを上げる

Part5とPart6では主に英文法の知識が試されるパートです。

<例題>

<例題>

No. 103 Gyeon Corporation’s continuing education policy states that ——- learning new skills enhances creativity and focus.

(A) regular
(B) regularity
(C) regulate
(D) regularly

引用元:TOEIC公式HP

上記の例題では、選択肢がほぼ同じ意味の単語のため、英文法の観点からアプローチする必要があります。

ここでは細かい説明は割愛しますが、今回の例でいえば形容詞「learning」を直接修飾できるのは「副詞」なので、選択肢の中で副詞に当たる(D) regularlyが正解となります。

このように、英文法の観点から論理的に正解を選ぶためにも英文法知識が必須です

ただし、英文法知識を「知ってる」だけではTOEIC高得点を狙えません。英文を見ただけで文法が「瞬時にわかる」くらいまで浸透させておかなくてはいけません。

たとえば先ほどの例題で、テスト本番中に「形容詞『learning』を直接修飾できるのは『副詞』だから、選択肢の中で副詞は(D) regularlyだけだから、それが正解かな~」と考えていては遅いということです。

英文を見て、瞬時に答えを判断できるようになるには、反復練習を積み重ねるのが一番です。

そうすることで、英文の構造の見極めや品詞の把握がどんどん速くなるので、「反射的に」正解を導き出せるようになります

なお文法問題の反復練習には、こちらの教材一択でOKです。

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詳しい活用方法はこちらの記事にまとめてあります。

(リーディング)Part7のコツ

Part7はほとんどの人が苦手意識を持つパートではありますが、正しい戦略を持って臨めば不安に思う必要はありません

TOEIC700点を目指すうえでは、以下のポイントを押さえておけば問題ないでしょう。

Part7のコツ
  • 解けそうな問題に徹底的に集中する
  • 時間配分を守る

まずTOEIC700点を取る前提では、Part7では全54問のうち30問の正解が取れればクリアできます。

さとう
さとう

「Part7は難しい」というイメージがありますが、実は簡単に解ける問題も案外多く含まれています。

簡単な問題はじっくり考えて解き、難しいと判断した問題は「塗り絵」で対処しても、30問くらいは実力で解くことができるでしょう。

また、答えが解からなかった問題もしっかりと「塗り絵」をしておくことで、運よく正解と判定される可能性も十分にあります。

なので、Part7では時間配分を十分に意識し

  • 解けそうな問題には時間をかける
  • 分からないと判断した問題は最後の3分で塗り絵をする

というように、上記2つを徹底してルール化しておくと良いでしょう

くれぐれも一つ一つの問題に時間をかけ過ぎて、時間切れになってしまわないよう注意してくださいね。

さとう
さとう

以上がパート別の高得点のコツとなります。

続きまして、TOEIC高得点を確実に達成するための勉強の進め方について解説していきます。

TOEICで高得点を取る勉強のコツ4つ

TOEICで高得点を取る勉強のコツ4つ

ここからは、TOEICで高得点を取るために重要な勉強の進め方のコツについて解説していきます。

学習計画を立て、計画通りに勉強を進める

TOEICで高得点を目指すには、「いつまでに」「なにをするか」を具体的に決めてから勉強をスタートするようにしましょう。

行き当たりばったりに勉強を進めても必ず挫折します。

例えば次のTOEIC受験を3か月後に控えているのであれば、

  • 1ヶ月目:リスニング対策
  • 2ヶ月目:リーディング対策
  • 3ヶ月目:本番模試と復習

のように決めておき、さらに「どの教材」「いつまでに終わらせるか」といった詳細を計画に落とし込んでいきます。

例えば「でる1000」に取り組む場合、収録されている問題数は1049問あるので、2週間(14日)で終わらせる必要があるなら1日あたり約75問を消化する必要があります。

ゴールを決め、やる事を具体化し、一日の学習量』まで落とし込んだ計画を立てましょう

そうすることで、モチベーション維持にも効果があります。

一日の勉強時間を最大化する

なるべくたくさんの勉強量をこなすため、一日の勉強時間が最大になるよう工夫することがとても重要です。

そのためにも、一日のうちのありとあらゆる時間を捻出しましょう。

例えば、仕事をしている会社員であっても、

  • 朝、最低でも一時間は早く起きて勉強する
  • 通勤時間(出勤と退勤)は勉強する
  • 休憩時間は勉強する
  • 通勤以外の移動中も勉強する
  • 夜寝る前に復習がてら勉強する

のように時間を捻出すれば、3~5時間くらいの勉強時間を確保することができます

「思いついた時に勉強する」とか、「机に向かっている時だけ勉強する」スタイルではダメです。

ありとあらゆる時間を活用して勉強に当てて、勉強時間の最大化を図りましょう。

一つの教材を極限まで使い倒す

教材を一つ買ったら、一回使ってヨシではなく、極限まで使い倒すようにします。

色々な教材を一回使ってコロコロ変えるより、一つの教材を限りなく使い倒したほうが理解が深まり、コスパも良くなります。

例えばTOEIC公式問題集は、本番を想定した模擬練習として使った後は、

  • 一度解いた問題をシャドーイングの素材に使ったり
  • 知らない単語を抽出したり
  • 一定時間空いた後にもう一度テスト模擬練習をしたり

と、何度も再利用が可能です。

「問題を覚えてしまったら意味がないのでは?」と思うかもしれませんが、全く問題ありません。

なぜなら、単語の意味や文の構造まで含めて英文を覚えた状態となっていれば、それだけそのパターンの英文が深く理解できていると言えるからです。

深く理解できている英文が増えると、次に似たような構造の英文に出くわした時に、簡単に意味理解ができるようになります。

そうなるためには、同じ英文を使って何度も繰り返し練習をした方が記憶への定着が行われます

さとう
さとう

TOEIC公式問題集一冊分の英文を深く理解できれば、ぶっちゃけかなり最強です。

もちろん他の教材も同様で、文法問題集や単語帳など、一つの教材をトコトン使い倒すようにしましょう。

本番模試を何度も繰り返す

TOEICテスト本番までに、本番模試を可能な限り繰り返しておくことで、本番でも実力を発揮できるでしょう

例えば本番までの期間が3ヶ月あるとして、必ず1ヶ月に1回(合計3回)の模試を行うとか、本番までに4回は模試を行っておくというように決めておきます。

TOEICは2時間という長丁場のテストであり、200問という膨大な問題を処理しなければなりません。

本番で実力を発揮するために必要な

  • 時間配分の感覚
  • 集中力を維持させるためのスタミナ
  • 簡単な問題と難しい問題の見極め

については、本番を想定した練習でしか身に付けることができません

パート別対策の完成度を確認する意味でも本番模試は有効です。タイミングを決めて模試を行うようにすれば、より高い効果が期待できるでしょう。

TOEIC公式問題集なら一冊で2回分模試が収録されていますので、できれば二冊くらい実践できるといいですね。

さとう
さとう

以上がTOEICで高得点を取るための勉強のコツとなります。

【まとめ】コツコツ勉強すれば誰でもTOEICで高得点を達成できる

【まとめ】コツコツ勉強すれば誰でもTOEICで高得点を達成できる

今回はTOEICで高得点を取るためのコツについて解説してきました。

TOEICで高いスコアを目指すのは難しいように感じると思いますが、戦略と攻め方を明確に決めることで、現実的に狙えることが理解できたのではないでしょうか

なお、記事内でもお伝えした通り、リスニングにおいてもリーディングにおいても、英語理解を支える重要な基礎となるのは英単語と英文法です

TOEIC高得点を目指すには、基礎を固めた状態で応用力を積み上げていくのが、理想的かつ最も着実な方法です。

特に英文法は世間的にも軽視されがちな分野ですが、僕の経験では英文法知識を得てから英文の理解が速く、深くなっていきました。

今でも、「もしあの時、英文法と真剣に向き合っていなかったら・・・」と思うとゾッとします。

なお、僕の後輩も英文法を身につけさせてからというもの、停滞してたTOEICスコアがグングン伸びていきました。

「習うより慣れよ」の精神でたくさんの英語に触れるのもいいですが、ぶっちゃけ英文法という基礎を固めてから行う方が、効率の面でも圧倒的に有利でしょう。

なぜなら大人は論理的思考に長けているので、理論で英語を理解するのがとにかく早いからです。

僕の場合は、下記の講座のおかげで約2か月で英文法をマスターできました。

総合実用英文法講座

その他の教材含め、英文法の勉強で大切なことは以下の記事で詳しく解説しています。

TOEIC高得点を確実に獲るための方法として、参考にしていただければ幸いです。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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